gifted/ギフテッド
★★★★
製作:2017年 米国 上映時間:101分 監督:マーク・ウェブ
ギフテッドとは、先天的に、かなり顕著に高度な知的能力を持っている人、またはその能力のことを指す。またアメリカ教育省は、「ギフテッドとは、同世代の子供と比較して、並外れた成果を出せる程、突出した才能を持つ子供のことである。」と定義している。そしてその高度な知的能力は、誕生から死去するまで生涯にわたって見られるという。
それにしても凄い映画だ。オープニングからエンディングまで息つく暇もなく緊張感が続くので、全く退屈することもなくあっという間にエンディングクレジットが流れてしまったという感がある。
7歳の天才少女メアリーを巡って、叔父のフランクと祖母のエブリンが裁判所で戦うことになる。エブリンの言い分は「メアリーに豊かな生活を保障し、その特殊才能をさらに開花させてノーベル賞を受賞させる」と言うもの。一方のフランクは、たとえ貧しくともメアリーを超人扱いせず、普通の暮らしをさせて大勢の友人を作ってもらいたいと言うこと。
どちらの言い分も正当性があり、裁判官たちも弁護士たちも、なかなかどちらが正しいと決められない。そんな日々が続くうち、どちらかともなく和解案が提案されることになるのだが・・・。
メアリーのもつ能力は、若くして自殺した母親譲りなのだが、もちろんフランクもエブリンも同じDNAで繋がっている。その具体的な能力とは『トラハテンベルク速算法』という暗算法を出発点とした超・数学能力である。そしてメアリーが大学教授達の前で、その超・数学能力を発揮するシーンは圧巻だった。だが叔父のフランクに甘えるときは、ただの可愛い7歳の少女なのだ。
この天才少女メアリーを演じたのは、これまたダコタ・ファニングの再来のような天才子役のマッケナ・グレイスである。とにかく超可愛いし演技力も抜群、将来が楽しみなのだ。
さらに他のキャスト達も、フランクを演じたクリス・エヴァンス、エブリン役のリンゼイ・ダンカンをはじめとして、個性的で存在感のある俳優たちが揃っていて文句のつけようがない。『特殊能力』の話と言えば、SF作品のようだが、本作はあくまでもヒューマンドラマとして創られているので勘違いなきように。
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