エイリアン:コヴェナント
★★★☆
製作:2017年 米国 上映時間:122分 監督:リドリー・スコット
ネットではかなり評価が低いのだが、そんなに悪い映画ではなかった。もしかすると、リドリー・スコット監督に期待し過ぎたエイリアンファンが多かったのかもしれない。
確かにシガニー・ウィーバーが演じたリプリーのような、強烈なイメージを発散する主役が不在だったり、エイリアンとの戦闘シーンが迫力不足だったことは否めない。だがそれだけで本作を駄作と決めつける訳にはゆかないだろう。
本作はエイリアンとの戦いと言うよりは、人智を超えてしまったアンドロイドの恐怖がメインテーマであり、ある種の宗教的な香りが漂っているではないか。そのことはオープニングでの、博士とアンドロイドのやり取りに全てが詰まっている。
そもそも我々は、エイリアン映画に何を求めているのだろうか。少なくとも宗教観などと言う高尚なものではなく、SFとホラーが融合したとてつもないアクション映画を期待しているのである。だとすると、本作はリドリー・スコット監督の独りよがりと言うことになってしまうのだ。
まあそうした意味では、エイリアンシリーズは第1作と第2作で終わっていて、外伝として『エイリアンVSプレデター』が存在しているだけなのかもしれないね・・・。
それはそれとして、今後さらに続編が数作準備されているようだ。ただそれらの続編が、エイリアンファンの思い入れとどんどんかけ離れたストーリーになってしまうのではないかと危惧しているファンも多いのではないだろうか。
監督のライフワークとして、強烈な思い入れが臭ってくること自体は決して悪くないのだが、ファン側の思い入れを無視しては意味がない。だからこそ今後創られる続編は、是非ともファンの期待を裏切らない作品に仕上げて、有終の美を飾って欲しいのである。
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