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2018年6月 6日 (水)

美しい夏キリシマ

★★★☆
製作:2002年日本 上映時間:118分 監督:黒木和雄

 ネットの評価がかなり高く、またインテリの集まる岩波ホールでの単館上映、さらに出演者も渋い役者ばかり・・・という「通好み」の雰囲気が漂うこの映画をDVDで鑑賞してみた。
 従ってかなり期待して観たのがいけなかったのか、私の知力が劣っているのか、正直言ってちょっと期待外れであった。もちろん決して悪い作品ではないし、映像の美しさも役者の演技もまずまずだと思うのだが・・・。

 内容的には、戦争と終戦後の歴史を追いながら、日本人の葛藤を描いてゆくという重いテーマが詰まっていて、かなり見応えのある作品のはずなのだが・・・。残念ながら、ストーリーにメリハリがなく、淡々とした展開が続くため印象に残るシーンが少なく、1週間経った今では、ラストシーンさえよく思い出せないのだ。また登場人物間に存在する過去のしがらみをはっきり説明しないので、その相関関係から生じる葛藤を十分に感じ取れない。だから心から感動することもできなかったのかもしれない。

 それにしても思い出すのは、租父役の原田芳雄が、いつも孫である主人公を叱っているシーンと、悲しいかな石田えりと兵隊とのSEXシーンくらいなのである。またこのSEXシーンも中途半端で、ヌードも出ないし迫カもなかった。せっかくの石田えりが、宝の持ち腐れになっていたのは、非常に残念であった。

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