ワンダー 君は太陽
★★★★☆
製作:2017年 米国 上映時間:113分 監督:スティーブン・チョボウスキー
実話なのかと思ったら、原作は500万部を売り上げるベストセラーになったR・J・パラシオの児童小説だという。ストーリーの中味は、変形した顔の先天性障害を持つ少年が、いじめなどの困難を乗り越えてゆく姿を描くヒューマンドラマである。
なぜこのような話が児童文学として書かれたのだろうか。実は作者とその息子が、街で顔が酷く変形している少女と遭遇し、それを見た息子が恐怖心のため大泣きしてしまったと言う過去があったからのようである。そして作者はこれを教訓として、息子だけではなく多くの子供たちに、本当に大切なことを教えるために筆を執ったという。
こうした作品は得てして暗く悲しくなるものだが、本作はあくまでも明るく前向きに描かれている。また主人公の少年だけではなく、姉や友人たちの目線からストーリーを紡いでゆくという手法もなかなか分かり易いし、人は誰でも悩みを抱えているのだと考えさせられる。さらには子どもたちは、一時は残酷だったり意地悪だったりするのだが、本質的に悪いやつは誰もいないのだと主張している。
いずれにせよ、ネットの評判通り心温まる素敵な作品であった。脚本、演出、演技、主題歌どれをとっても素晴らしい、久々の満塁ホームランと言ってよいだろう。こうした映画こそ、是非とも家族揃って鑑賞して欲しい。
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