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2018年5月19日 (土)

自虐の詩

★★★★

製作:2007年 日本 上映時間:115分 監督:堤幸彦

 原作はなんと業田良家による4コマ漫画なのだが、4コマと言いながらもストーリー漫画風のドラマチックな展開と涙なくしては語れないお話のオンパレードだった。
 これを映画化するのはかなり難しいはずだと思っていたが、阿部寛と中谷美紀のコンビがその困難を振り払い、実に素晴らしい映画として完成させてしまった気がする。また一番泣かされたのは、高校時代の親友・熊本さんとの別れと再会のシーンかもしれない。

 幸せになりたい。誰もが願うことであるが、真実の幸せとはいろいろな苦労も乗り越えた先にある平凡だがほのぼのとした人生ではないだろうか。改めて人生とは何かを考えさせられる映画であった。とにかく騙されたと思って、実際にこの映画を観てみることだ。百聞は一見にしかずである。

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