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2018年5月24日 (木)

日本侠客伝

★★★☆

製作:1964年 日本 上映時間:98分 監督:マキノ雅弘

 今から半世紀以上前に製作された映画であり、その後全11作も製作された日本侠客伝シリーズの原典である。主演は高倉健と中村錦之助であるが、脇を松方弘樹、津川雅彦、長門裕之、田村高広、品川隆二、大木実が固め、女優陣は三田佳子、藤純子、藤間紫、南田洋子という、今から考えると超豪華キャストなのだ。それにしても当たり前だが、全員若い、若い、若い、若いよねー!!。

 ストーリーは、深川で運送業を営む木場政組が、ライバルである沖山運送の妨害工作に悩まされているところからはじまる。そんな一触即発状況を心配して、病床に臥せっていた木場政親分だったが、無理を押して沖山運送に出向いたのが仇となり、病状をこじらせて帰らぬ人となってしまう。
 そしてそれを機に、沖山運送は汚い手を使いながらますます勢力を伸ばしてゆく。反面、木場政組はだんだん追い詰められてゆくのだが、そこに除隊した辰巳の長吉(高倉健)が木場政組に帰ってきて小頭に就任し、沖山運送に立ち向かうのであった。じゃじゃん、じゃんじゃん。

 と言ったよくある任侠パターンである。まあそれなりに面白いのだが、高倉健にしても錦之助にしても超人の如く強いわけではないのだ。彼等は男気に長けていてパワーもあるのだが、独りで敵を簡単に蹴散らかすことは出来ない。ある意味で現実的な路線なのかもしれないが、そのあたりにやや物足りなさを感じてしまったのは、時代の違いなのか趣味の問題なのだろうか・・・。

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