22年目の告白-私が殺人犯です-
★★★☆
製作:2017年 日本 上映時間:117分 監督:入江悠
韓国映画『殺人の告白』のリメイク版だという。
時効を迎えた連続殺人事件の犯人が、公に姿をさらしたうえに、殺人に関する手記を出版し、テレビにまで出演する。という前半の下りまでは大いに盛り上がり、いったい彼は何者なのか、殺人の動機は何だったのだろうかと、ドキドキわくわくしたものである。
ところが残念ながら後半に入ったところで、真犯人が誰だったのかがすぐ分かってしまった。そしてその時点から急に面白くなくなってしまったのである。さらに連続殺人事件の動機に至っても、余り共感を覚えるようなものでもなく、終わってみれば土曜サスペンス劇場といった雰囲気なのだ。
またこのような展開と大ドン伝返しは、まさに韓国ドラマの真骨頂と言えるのだが、途中で底が見え見えになってしまったのはいただけない。韓国版のほうは観ていないので、もともとがこんなものだっのか、邦画にリメイクしたのが失敗だったのかは不明である。
いずれにせよ、最近はリメイクものやマンガの実写化ばかりが目に付く邦画界であるが、もうかつての黒澤明監督作品のような、これぞ映画と言うような映画は創れないのであろうか。なにか淋しくってたまらないね。
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