真田十勇士
★★★
製作:2016 年日本 上映時間:135分 監督:堤幸彦
2014年に堤幸彦監督と中村勘九郎がタッグを組み、大ヒットを記録した舞台劇「真田十勇士」を映画化した作品だと言う。舞台は観ていないので比較はできないが、映画を見た限りでは『舞台で大ヒット』の理由が分からない。
真田幸村は、容姿が良かったばかりに百戦錬磨の武将だと勝手に思われていたが、本人は平凡な武将であることを自覚していた。そんなある日、ひょんな事件から猿飛佐助と出会い、佐助のほうから無理矢理に豊臣方について徳川と戦うことを強要されてしまう。
そして渋々徳川との戦いに参戦することになる幸村だが、何をすれば良いのか分からず、全て佐助の指示通りに動くことになる。また佐助のほうは旧友の霧隠才蔵ほか10人の仲間を集めて「真田十勇士」と名乗り、来るべく大坂冬の陣・夏の陣へ着々と準備をするのだった。
戦場のシーンはスケールが大きく見応えがあったのだが、忍者など個別の戦い方に工夫がないこと、ストーリー的な魅力がほとんどないことなどには失望せざるを得ない。またかなり製作費を使っていると思うのだが、オチャラケているのか真面目なのかはっきりしない感性に勿体なさを感じてしまったのは私だけであろうか。それとあくまでも個人的な趣味だが、悪いけれど主役の勘九郎的キャラは敬遠したくなるよね・・・。
もうひとつだけ言わせてもらえば、オープニングのアニメシーンが長過ぎるし、アニメにする必然性も感じられない。それもかなり古臭く退屈なアニメなのだ。劇場だったら途中で席を立ちたくなるよな、と思っていたら画面に「これはアニメ作品ではありません、もうすぐ本編がはじまります」との字幕が挿入されたので、思わず苦笑してしまった。実は監督も判っていたのかな・・・。
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