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2017年6月 1日 (木)

モーガン プロトタイプ L-9

★★★☆

製作:2016年 米国 上映時間:92分 監督:ルーク・スコット

 あの『エイリアン』で一躍一流監督にのし上がったリドリー・スコットが製作し、息子のルーク・スコットがメガホンをとったSF系サスペンス映画である。タイトルは、モーガンの次にプロトタイプ L-9が付与されているが、実はそこのところが秘密の鍵なのである。終盤になるとその意味がはっきりとしてくるのだが、ここではネタバレになるので伏せておこう。

 ある山奥で、人間にそっくりの人口生命体が研究・開発され、数人の人間達と実験を兼ねて生活していた。ところがある日突然、人口生命体・モーガンにエラーが発生し、開発者の一人に暴力を振るい大怪我を負わせてしまう。
 それでその実態調査のために、本社から危機管理コンサルタントのリーと心理評価の専門家シャピロ博士が現地に派遣される。現地の研究員たちは、全員がモーガンに対して温情的で庇いだてするのだが、本社から派遣された二人はどちらかというと非情で否定的のような気がするのだ・・・。

 またモーガンがなかなか登場せず、序盤はかなり気を持たせる話ばかりでイライラが募る。だが中盤になって、モーガンの無表情な顔から一滴の涙が流れ落ちるシーンでは、人口生命体ならではの葛藤がひしひしと感じられて切なくなってしまう。また開発者たちのモーガンに対する愛情のようなものも伝わってくる。そしてそれと対象的なニヒルなでクールなリーの態度も非常に気になるのだ。

 ただ再びモーガンにエラーが起こると、彼女は完全に切れてしまい、そこからは急展開してしまいアクションだけの作品になってしまうのである。せっかくここまで人口生命体と開発者たちとの交流をしみじみと主張していたのに、これでは全てが帳消しになってしまうではないか。
 もう少し何とかならなかったのだろうか。惜しいかな残念ながら、前半の流れと終盤の展開が余りしっくりと繋がらないのだ。まあ駄作ではなく、そこそこ楽しめる作品ではあったのだが・・・。

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