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2017年5月の記事

2017年5月26日 (金)

スーサイド・スクワッド 

★★★

製作:2016年 米国 上映時間:123分 監督:デヴィッド・エアー

 製作総指揮がザック・スナイダーということで、『マン・オブ・スティール』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の世界観を引き継いでおり、スーパーマンもバットマンも死んでしまったあとの暗黒世界を描いているようだ。

 今回は米国のDCコミックスに登場する悪役たちが大勢登場してチームを組み、人類を滅亡させようとする魔女と戦うのである。発想はなかなか面白いし、ジョーカーの恋人ハーレイ・クインがなかなか可愛いのだが、なにせストーリー構成がほとんど皆無に近いのだ。
 ことに前半は悪役たちの紹介カタログに徹していて、かなり退屈感とストレスが溜まってしまった。たぶん今後のシリーズ化を狙っているのだと思うが、『X-MEN』のような超人は2名だけで、あとは普通の人間ばかりなのでチームを組むにはかなり無理があるし、中途半端な戦いになってしまった。

 だから派手派手な超人は『X-MEN』に譲って、超・プロフェッショナルな普通の人間だけのチームにしたほうがすっきりしたはずだ。また敵も魔女ではなく人間の極悪人にしたほうが不自然さが残らなかっただろう。どうもザック・スナイダーさんは、人間のバットマンと超人のスーパーマンを戦わせた頃から、無理矢理ゴリ押し的な世界観に侵されてしまったようである。

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2017年5月17日 (水)

ゆったり山形3日間の旅

 東北新幹線で福島へ行き、そこから先は山形交通の観光バスに乗りっぱなしのぶらり旅である。バスガイドさんは50がらみだが、ズーズー弁を交えた漫談のような面白楽しい会話、それでいて親切で気の利いたベテランならではの味わい深い名ガイドぶりであった。
 とにかく朝早いツアーは沢山と言うことで、今回はゆったりプランだ。従って見学場所も1日1~2箇所という少なさで、旅館到着も16時前で翌朝も9時出発という旅程である。

 見学先を時系列に並べると次のようになる。
1日目:月岡公園・上山城⇒あつみ温泉(泊)
2日目:羽黒山⇒最上川船下り⇒銀山温泉(泊)
3日目:山寺・立石寺⇒長井線乗車
 今回はこれらの旅の思い出をくどくどと書くのはやめて、写真と短歌だけで綴って行こうと思う。もの足りないと感じる人もいるかもしれないが、出来れば写真と短歌をじっくりと味わいながら旅の中身を想像して欲しいのである。

Dsc03984
Dsc03979上山(カミノヤマ)巨人力士の像に会い
その迫力に身が引き締まる

Dsc04005
Dsc03995あつみの湯 岩の湯舟が五つあり
深き立ち湯で瞑想ふける

Dsc04007ぬる湯にて東野圭吾を読み耽り
二時間ぶんの汗が噴き出る

Dsc04025
Dsc04028羽黒山 五重塔に雨しぶき
礼拝堂は遠き道のり

Dsc04043
Dsc04048最上川 どしゃ降りのなか船下り
流れる水のうなり声聞く

Dsc04077
Dsc04064ガス灯のノスタルジーに染まる宿
下駄を鳴らして歩く銀山

Dsc04099
Dsc04118山寺の長い石段登るごと
心の錆が汗と流れる

Dsc04137
Dsc04147長井線 60年をさかのぼり
母のふるさと長井で停まる

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2017年5月10日 (水)

スウィート17モンスター

★★★☆

製作:2016年 米国 上映時間:104分 監督:ケリー・フレモン・クレイグ

17
 ジャンルとしては青春ラブコメといったところだが、観客はイライラ感と苦笑にまみれるはずである。またPG12指定になっているのは、かなり下品な言葉や下ネタが飛び交うからであろう。
 17歳のネイディーンは、唯一救いの主だった父親が急死し、情緒不安定気味の母親と優等生で気に入らない兄との三人暮らし。彼女は容姿は可愛いのだが、素直さがなく頑固なため小さい時から嫌われ者だった。
 だがそんな彼女にも、クリスタというたった一人の親友がいる。そしてネイディーンは、そのクリスタと一緒にいるときだけは安らげて幸せを感じるのだった。

 ところが母親が旅行に出かけた日に、家に泊まりに来たクリスタと兄のダリアンが恋仲になってしまう。その後のネイディーンは嫉妬と孤独感から荒れに荒れ、大暴走がはじまるのである。本作はそんな彼女がはじめて経験するいろいろな出来事を通して、少しずつ成長してゆく過程を描いてゆく。

 まさにポスターのフレーズにあるように、『共感率100%!”あの頃”のリアルなイタさを描く、愛すべき青春こじらせ映画!』という雰囲気そのものである。こうして皆大人になったということを再認識させてくれる作品なのだ。
 ただ私的にはネイディーンを演じたヘイリー・スタインフェルドは容姿的にも好みではなく、親友のクリスタを演じたヘイリー・ルー・リチャードソンのほうが気になる存在だった。また脇役ながら教師役のウディ・ハレルソンの存在感は抜群だ。さらに兄役や母親役などもびったしカンカンだし、ある意味で本作にとっては抜群の配役陣だったのかもしれないね。

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2017年5月 6日 (土)

ヘヴン 

★★★☆

製作:2002年 独・英・米・仏 上映時間:96分 監督:トム・ティクヴァ

 一言ではなかなか表現しづらい映画です。余計な会話と派手なアクションをあえてカットし、シンプルさにこだわった手法がいやに新鮮に感じました。それに意外なストーリー展開と、美しい映像がマッチして、ミステリアスなラブを見事に演出していました。

 また主演のケイト・ブランシェットがとても魅力的な役割を演じていたのが印象的でしたが、彼女を一途に愛し、全てを投げ打って彼女を助けるイタリア青年に「イタリア人魂」を見つけた気がしました。そしてオープニングシーンでのへリコプター擬似体験の謎が、ラストシーンで見事に重なって「洒落たエンディング」となりましたね。
 内容については余り詳しく明かさず、見てのお楽しみということにしましょう。また独・英・米・仏という珍しい4国共同製作作品でもあります。

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