スウィート17モンスター
★★★☆
製作:2016年 米国 上映時間:104分 監督:ケリー・フレモン・クレイグ
ジャンルとしては青春ラブコメといったところだが、観客はイライラ感と苦笑にまみれるはずである。またPG12指定になっているのは、かなり下品な言葉や下ネタが飛び交うからであろう。
17歳のネイディーンは、唯一救いの主だった父親が急死し、情緒不安定気味の母親と優等生で気に入らない兄との三人暮らし。彼女は容姿は可愛いのだが、素直さがなく頑固なため小さい時から嫌われ者だった。
だがそんな彼女にも、クリスタというたった一人の親友がいる。そしてネイディーンは、そのクリスタと一緒にいるときだけは安らげて幸せを感じるのだった。
ところが母親が旅行に出かけた日に、家に泊まりに来たクリスタと兄のダリアンが恋仲になってしまう。その後のネイディーンは嫉妬と孤独感から荒れに荒れ、大暴走がはじまるのである。本作はそんな彼女がはじめて経験するいろいろな出来事を通して、少しずつ成長してゆく過程を描いてゆく。
まさにポスターのフレーズにあるように、『共感率100%!”あの頃”のリアルなイタさを描く、愛すべき青春こじらせ映画!』という雰囲気そのものである。こうして皆大人になったということを再認識させてくれる作品なのだ。
ただ私的にはネイディーンを演じたヘイリー・スタインフェルドは容姿的にも好みではなく、親友のクリスタを演じたヘイリー・ルー・リチャードソンのほうが気になる存在だった。また脇役ながら教師役のウディ・ハレルソンの存在感は抜群だ。さらに兄役や母親役などもびったしカンカンだし、ある意味で本作にとっては抜群の配役陣だったのかもしれないね。
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