« コラテラル | トップページ | チョコレート・ソルジャー »

2017年4月 5日 (水)

わたしは、ダニエル・ブレイク

★★★☆

製作:2016年 イギリス・フランス・ベルギー 上映時間:100分 監督:ケン・ローチ

Daniel
 妻に先立たれた頑固爺さんが主人公で、ポスターも似ていたので、てっきり本年1月頃に公開されたスウェーデン映画『幸せなひとりぼっち』と同じような作品かと思い込んでしまった。まあ主人公と若い女性や子供たちとのふれ合いなどを通じて、働けなくなった老人が社会の片隅で必死に生きようと奮闘する人間ドラマという面ではそっくりなのだが、本作はかなり暗いしユーモアを折り込む余裕もないのだ。またどこの国でも同じような公務員と制度批判が延々と続いてゆくのも、人によっては少々疲れてしまうかもしれない。

 そのうえラストの展開もなんとなく予測できてしまったし、余り救いがなかったのもちょっと残念であった。もっと言えば、亡くなった妻のことや、自分が心臓病にかかった経緯なども描いたほうが、作品にもっと深味を感じられたのではないだろうか。
 主演のデイヴ・ジョーンズの渋味のある名演技に支えられ、なかなか好感の持てる作品だったのであるが、もうひとつ味付けが足りなかったようで、もったいない感がスクリーンに漂っていたような気がする。

下記のバナーをクリックするとこの記事の人気度を確認できます↓↓↓

人気blogランキングへ

人気ブログランキングへ

↓ブログ村もついでにクリックお願いします(^^♪

にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村

|

« コラテラル | トップページ | チョコレート・ソルジャー »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/21640/70159283

この記事へのトラックバック一覧です: わたしは、ダニエル・ブレイク:

» わたしは、ダニエル・ブレイク★★★★ [パピとママ映画のblog]
『麦の穂をゆらす風』などのパルムドールの常連ケン・ローチ監督がメガホンを取り、社会の片隅で必死に生きようとする男の奮闘に迫る人間ドラマ。病気で働けなくなった主人公が煩雑な制度に振り回されながらも、人との結び付きを通して前進しようとする姿を描く。コメディ...... [続きを読む]

受信: 2017年4月 6日 (木) 21時43分

» 国の財産って何?『わたしは、ダニエル・ブレイク 』 [水曜日のシネマ日記]
イギリスを舞台に様々な事情で貧困に直面した人々の苦悩を描いた作品です。 [続きを読む]

受信: 2017年4月16日 (日) 10時04分

» わたしは、ダニエル・ブレイク [映画的・絵画的・音楽的]
 『わたしは、ダニエル・ブレイク』を新宿武蔵野館で見ました。 (1)本作(注1)が昨年のカンヌ国際映画祭でパルムドールを獲得した作品ということで(注2)、映画館に行きました。  本作(注3)の舞台は、現代のニューカッスル。  本作の冒頭では、主人公のダニエル...... [続きを読む]

受信: 2017年4月18日 (火) 18時46分

« コラテラル | トップページ | チョコレート・ソルジャー »