ラ・ラ・ランド
★★★★
製作:2016年 米国 上映時間:128分 監督:デイミアン・チャゼル
惜しくも第89回アカデミー作品賞は『ムーンライト』に譲ったが、アカデミー主演女優賞・監督賞・撮影賞・美術賞・作曲賞・歌曲賞を受賞している。さらには、ゴールデン・グローブ賞をはじめとする主要映画賞を総なめしているのだから驚きである。
女優志望のミアは、オーデションに落ちて失意のままジャズバーに引き込まれ、そこでピアノを弾いているセバスチャンと運命的な出会いをするのだが、そのいきさつは最悪であった。その後プールサイドで、不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し、二人は急接近してゆくのである。
本作は、女優とジャズピアニストという夢を持つ男女の恋を描いたミュージカル映画と言えよう。もちろん音楽とダンスについてはなかなか魅力的なのだが、ミアの歌が今一つ聴き辛かったな。そのあたりが★4で留まってしまった理由かもしれない。
素晴らしかったのは、序盤でミアが電話をするシーン、というより彼女の複雑な感情を表情だけで演じたエマ・ストーンの見事な演技力。やはりアカデミー主演女優賞は伊達ではなかった。
また夕焼けを背景にしたタップダンスや、星空の中を浮遊するダンスシーンもバッチリである。またなによりも感動したのは、ラスト数分の『うたかたのパラレルワールド』ではないだろうか。このシーンにこの映画の全てが詰め込まれている、と言っても過言ではないかもしれないほどジーンと痺れてしまった。
下記のバナーをクリックするとこの記事の人気度を確認できます↓↓↓
↓ブログ村もついでにクリックお願いします(^^♪
| 固定リンク | 0
コメント