サヨナラの代わりに
★★★☆
製作:2014年 米国 上映時間:102分 監督:ジョージ・C・ウルフ
本作はALS(筋萎縮性側索硬化症)で余命僅かとなった女性ケイトと、彼女に介護人として雇われた女子大生ベックとの交流を描く感動作である。難病ものと言えば、大体がラブストーリー系が多いのだが、本作は難病の介護に疲れて夫が浮気してしまうという逆展開。
そしてその薄情な夫に代わって、心底ケイトの役に立ちたいと「住み込み」で介護するベックの存在もユニークである。またケイトは真面目で気難しい性格だが、ベックは教授と不倫関係にあったり、歌手を目指していたり、言いたいことを遠慮なく口に出してしまうという自由奔放な性格なのだ。
そんな反比例したような二人の女性の生き方を同時進行しているところが、この映画の面白さであり、単純な難病ロマンス映画では終わっていない理由なのだろうか。そして最後は涙が溢れて止まらないのだが、私は常々から「人の死に対する涙イコール感動作」とは考えない人なので、そのあたりはこの映画でも評価の対象にはしていない。
ALS患者を演じたヒラリー・スワンクの演技は抜群であり、そこそこ良くできた映画だと思えるのだが、やはり暗くて救いがないものは苦手である。またベックの急変も納得できないし、彼女の過去にもう少し焦点をあてても良かったよね。
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