オデッセイ
★★★☆
製作:2015年 米国 上映時間:142分 監督:リドリー・スコット
火星探索隊が突如巻き起こった大砂嵐に襲われ、全員が必死に宇宙船に引き返すのだが、途中折れたアンテナがマーク・ワトニー(マット・デイモン)を直撃し、彼はそのまま吹き飛ばされて行方不明になってしまう。船長はマークを探し出そうとしたが、余りにも激しい嵐のため、宇宙船が倒れそうになる。もし倒れてしまったら、もう二度と宇宙船は飛べなくなってしまう。
そんな難しい状況の中で、クルーたち全員がマークは死んだと判断し、残ったクルー5人の生命を尊重した船長はやむなく宇宙船を発進させる。
ところがマークは奇跡的に生きていたのである。ここからたった一人火星に取り残されてしまったマークのサバイバルストーリーが始まるのであった。
次の火星探索ミッションが開始されるのは4年後である。マークはこの4年間を必死で生き抜こうと決心するのだが、火星の厳しい環境下で生き抜くのは至難の業としか言いようがない。
なんとか残されたプレハブ居住施設と火星探索車の存在だけが頼みの綱である。植物学者であるマークは、まず水、空気、電気を確保し、プレハブ居住施設内に火星の土を運び込み、クルーの排泄物をもとに耕作用の土を生成し、ジャガイモの栽培に成功するのだった。さらには探索車を駆使して、土に埋もれたマーズ・パスファインダーを探し出し、その通信機能を回復させて地球との通話に成功するのである。
SF映画であるが怪獣や宇宙人が登場する訳ではない。登場するのは過酷な火星の環境だけである。地味であるが実に現実的で科学的な作品である。そういった意味では『ゼロ・グラビティ』と似ている。だが本作はマット・デイモンが主演だったことと、地球との交信が出来たことなどからほとんど悲壮感がなく、主人公の前向きな努力と逞しさとに脱帽という展開であった。
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