スポットライト 世紀のスクープ
★★★☆
製作:2015年 米国 上映時間:128分 監督:トム・マッカーシー
第88回アカデミー賞で作品賞・脚本賞を受賞した実話映画である。とにかく変化球なしのガチガチに真面目な作品だ。また取材方法や編集会議などを詳細に描いた、「ジャーナリスト映画の見本」のような格調高い作品であることも間違いないだろう。
この作品のテーマは、ボストンの地方新聞「The Boston Globe」の記者たちが、カトリック教会の神父による性的虐待と、それを隠し続けたカトリック教会組織の事実を暴くまでの綿密な過程と言えよう。
それにしても被害を受けた児童が1000名以上で、性的虐待を行った神父が200名超とは・・・これが事実だと言うのだから、驚きを超えて余りの衝撃に慄然としてしまった。
ただストーリー的には、地味で淡々と進み会話が多いため、前半は睡魔に襲われる人も多いだろう。だからある意味で『ドキュメンタリー』を観ているかのようであった。
しかしながら終盤に近づくに従い、登場人物たちの人間臭さが描かれてきて、スクリーンに釘付けとなるだろう。それにしても非常に重い作品で、疲れがどっと出てしまった。
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