ファイナル・カウントダウン
★★★☆
製作:1980年米国 上映時間:104分 監督:ドン・テイラー
1980年にハワイ沖で訓練をしていた原子力空母が、蒼白い閃光の嵐に襲われて過去の世界にタイムスリップしてしまう。なんとそこは約40年前の真珠湾攻撃直前の太平洋だったのである。
そしてそこで空母から発進した最新鋭戦闘機F14と、日本軍のゼロ戦との戦闘が始まるのだが、当然のことだがゼロ戦は全く歯が立たない。そして撃墜されたゼロ戦から、拿捕された日本軍の兵士が空母の中に連れてこられるのだが…。
タイムスリップ映画の名作と謳われた本作は、さすが製作費2000万ドルを費やしただけあって、35年以上経過した現在においてもそれほど色あせていない。また空母から発進するF14の雄姿と迫力はなかなか見応えがあった。ただ捕虜にした日本人兵士役を韓国人の俳優が演じているため、日本人から見るとかなり違和感を禁じ得ないところが非常に残念である。
さて、かわぐちかいじ氏のマンガ『ジパング』では、日本の自衛隊とイージス艦が太平洋戦争の真っただ中にタイムスリップするという日米逆バージョン版を描いているが、もしかするとこの映画にヒントを得てアレンジ創作したのかもしれない。まあマンガのほうは43巻という大長編で、日本軍が米国より先に原爆を開発し、それを自衛隊が阻止するという皮肉な展開に終始しているのだが・・・。
本作のラストシーンは、まさにタイムスリップものによくあるオーソドックスなパターンであり、なんとなく途中で気が付いてしまった。やや物足りない感もあるが、ハッピーエンドでめでたしめでたしかな。またいかにも実在人物のように描かれていたチャップマン上院議員は、実は架空の人物ということである。念のため。
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