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2016年9月の記事

2016年9月29日 (木)

超高速!参勤交代

★★★☆
製作:2014年日本 上映時間:119分 監督:本木克英

 やっと参勤交代を終えて、帰城したと思ったら、なんと将軍家からすぐにまた江戸へ戻れとの命が下った。じつはこの無理難題は、藩にある金山を手に入れようとする老中・松平信祝(陣内孝則)の謀略だった。
 この命に背けば、藩は取り潰ぶされるだろう。だがすでに参勤交代で莫大な費用を消費してしまった東北の小藩には、さらなる費用の捻出は出来ない。ましてや8日以上かかる道のりをわずか5日で来いという滅茶苦茶な命令なのである。

 藩主の内藤政醇(佐々木蔵之介)は、これは明らかに藩を取り潰すための陰謀と知りつつも、何とか知恵を絞って江戸に向かうよりないと判断する。そこで忍者の雲隠段蔵(伊原剛志)を使い、数名の腕利き家臣だけを引き連れて、山越えの強行軍を実践することになる。
 ところが途中で、松平信祝が放つ隠密たちに襲われたり、女郎(深田恭子)を助けたりしているうちに期限の日が迫ってくるのだった。

 ちょっぴり荒唐無稽でバカバカしいのだが、とにかく面白いから良しとしよう。キャストもなかなかだが、やはりアイデアの勝利と言ったところであろうか。それにしても最近は、こうしたコミカルな時代劇が人気者になる傾向にあるね。ということで、まだ観てはいないが、本作の続編である『超高速!参勤交代 リターンズ』が現在上映中である。

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2016年9月24日 (土)

エアポート2015

★★★

製作:2015年 米国 上映時間:86分 監督:エミール・エドウィン・スミス

「民間旅客機が第二次大戦中にタイムスリップ」という謳い文句に釣られてレンタルしてしまった。こうした作品には駄作が多く、本作もチープな模型や突っ込みどころ満載のB級作品なのだが、なんとかギリギリ楽しめたので★★★の評価を与えた。
 タイムスリップものの常套手段として、乱気流はいつもその出入り口に使われる。またラストの落ちも、よくあるパターンでほぼ予測通りであった。
 またこんな場合は乗客たちがパニック状態になるものだが、一人の乗客を除いてはみな紳士的だったし、その一人の乗客も殴られてから急に大人しくなってしまった。これらはパニックものとしてはかなり物足りないのだが、現実的にはこんなものなのだろうか。いずれにせよ中途半端であることだけは間違いないだろう。

 さてそれにしても、ドイツ軍の戦闘機に囲まれて集中射撃をくらってもほとんど当たらず、死人も2人しかでない。また客室の一部が破損しても、酸素マスクも落ちないなどなど、突っ込みどころは山ほどある。だが細かいことには拘らず、そこはそれB級作品なのだからと、割り切って鑑賞できれば、そこそこ楽しめるかもしれない。

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2016年9月19日 (月)

あん

★★★★

製作:2015年 日本 上映時間:113分 監督:河瀬直美

タイトルの『あん』とは何だろうか、と思ったら素直に『あんこ』の『あん』であった。そして樹木希林演ずるところの主人公・徳江が『つぶあん』創りの名人という設定なのである。

 刑務所から出所し、どら焼き屋の雇われ店長となった千太郎(永瀬正敏)の店に、謎の老女・徳江がやって来て「雇用してくれ」と言う。はじめは拒んでいた千太郎だったが、彼女が持ってきた自作の『あん』が余りにも美味しかったため、『あん創り』専門と言うことで雇用することにする。
 その美味しいあんのため、店は開店前から行列が出来るほど大繁盛。ところが店のオーナーは渋い顔、直ちに徳江をクビにしろと、千太郎に命令する。その理由は、かつて徳江がハンセン病を患っていたことが判明したからである。

 見どころは、小豆を煮てあんこを創ったり、どら焼きの皮を焼くシーンである。普通の人には何でもないシーンかもしれないが、子供の頃に実家が和菓子屋だったせいか、和菓子創りの道具や工程が、懐かしくてたまらなかった。
 それと出演者が少ない中での、樹木希林と永瀬正敏の淡々とした渋い演技も、まさに老舗のどら焼きのような味がした。ただひとつだけ文句を言えば、彼等の声が低いせいか聞き取り難かったことであろう。
 
 河瀬直美監督は、数々の賞をカンヌで獲得し海外で評価の高い監督なのだが、私が彼女の作品を観たのは、本作が初めてである。だからあまり生意気な評価は出来ないのだが、本作に限って言えばハンセン病に対する偏見にしても、老女の孤独な悲哀にしても、無理矢理観客に訴えるのではなく、それとなく自然に描いているところが実によかった。もう少し、彼女の別の作品も鑑賞してみようかな・・・。

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2016年9月14日 (水)

しあわせへのまわり道

★★★☆

製作:2014年 米国 上映時間:90分 監督:イザベル・コイシェ

 いかにも女性たちが飛びつきそうな邦題であるが、原題は『LEARNING TO DRIVE 』で味もそっけもないのだ。従って上手に邦題に付け替えたものだと感心する。
 さてストーリーのほうは、ニューヨークで書評家として成功を手にしたウェンディ(パトリシア・クラークソン)は、長年共に暮らしてきた夫にある日突然見捨てられる。一人取り残され悲嘆に暮れている彼女の元に、昨日乗ったタクシーの運転手が忘れ物を届けてくれる。

 彼はインド人だが既に帰化していて、実に誠実な男であった。そして本業は車の教習員だというのだ。これから独りで生きてゆかなくてはならないウェンディは、この誠実なインド人に車の教習を受けることを決意する。
 こうしてウェンディは教習員のダルワーン(ベン・キングズレー)から運転技術を習うのだが、その中で人生の渡り方も学んでゆく。またダルワーンのほうも、決して完璧な人間ではなく、ウェンディからしあわせに生きるヒントを貰うことになる。

 この二人は息がピッタリ、よくあるラブコメなら最後に二人はくっついてハッピーエンドとなるはずである。ところが本作は、最後に少し微妙な心境になるものの、ずっと誠実さと友情関係を保ち続けたことで、逆に新鮮味が増したような感があった。
 シンプルだが、なかなか軽快で味の良い作品である。また最初に登場した時は皺だらけで魅力に乏しいウェンディだったが、時間の経過に伴ってだんだん美しく変貌してゆく様を観るのも楽しい。

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2016年9月 9日 (金)

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮

★★☆

製作:2015年 米国 上映時間:132分 監督:ウェス・ボール

 必死の思いでやっと巨大迷路から脱出した少年たちを描いて大ヒットした『メイズ・ランナー』の続編である。口コミでの評価が余り良くなかったので、この続編はパスするつもりだったのだが、レンタル半額の日につい勢いで借りてしまった。

 続編で登場人物も引き継いでいるのだが、迷路は登場しないし、前作とは全く別の作品のような気がする。今度の舞台は砂漠に埋もれた巨大都市廃墟である。そしてあの『バイオハザード』にそっくりと言えば判り易いだろう。

 それにしてもやはり評判通り、謎を小出しにするだけで、バタバタと走り回るばかり。そしてラストシーンも、連続ドラマよろしく「乞うご期待」といった終わり方で、またまた続編へというしつこさには辟易。
 こんな調子では何時まで経っても続編の連続になりそうだ。もう次は絶対に観ないぞ!。と叫んだものの、もしかすると観てしまうかもね、トホホホ。

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2016年9月 4日 (日)

僕だけがいない街

★★★

製作:2016年 日本 上映時間:120分 監督:平川雄一朗

 原作のマンガを先に読んでからこの映画を観た。序盤から中盤までは、ほぼ原作をなぞったダイジェスト版だった。だが終盤になってストーリー展開が急変してくる。さらにはなぜか結末をバッドエンドにチェンジしてしまったのである。
 時間の制約もあるため、実写映画化にあたってストーリーを再編することは良くあるが、結末をこれほど変化させては、別の作品に修正してしまったようで納得できない。よくこの結末を著者が許可したものである。

 主人公は漫画家をめざすフリーターの藤沼悟。彼は事件や事故が起こると、時間がループする体質である。それで事故を未然に防いだこともあった。だがある日家に帰ると、母親が何者かに刺されていた。成り行き上、彼は容疑者にされてしまう。

 そして逃亡中に意識を失い、18年前にタイムスリップしてしまうのである。タイムスリップと言っても、小学生時代の自分の心の中に、大人の自分の心が移動したのだった。

 この過去には、未解決の少年少女殺人事件が何度も発生している。もしかするとこれらの事件を解決すれば、母親が刺される未来も改変できるかもしれない。そう考えた悟少年は、殺害されたクラスメートの雛月加代を救う決心をする。といった展開でタイムトラベルとミステリーを複合させた興味深いストーリーである。

 原作のストーリーは良く出来ているのだが、個人的にはあの絵が好きではない。とくにキャラの目がみな同じようで、硬い感じの絵柄にも同調できないのだ。逆に映画のほうは、映像や俳優は良いのだが、ストーリーに共感できないのである。
 ということは、この映画を原作に忠実に創っていればかなり好感を持てたと言うことになる。非常に残念でたまらない。

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