時をつなぐおもちゃの犬
著者:マイケル・モーバーゴ
図書館で偶然この本を見つけ、そのタイトルから、てっきりタイムスリップものかと勘違いし、中味もよく見ずに喜び勇んで借りてしまった。時をつなぐという意味は、ストーリーの紡ぎ方が「お母さんが子供の頃」、「私が子供の頃」、「私が大人になった頃」の三つの時代に分類しているからである。そしてその時代の全てを繋いでいるのが木製の『おもちゃの犬』なのだ。
本書はジュニア向けなので、字が大きく挿絵も沢山描かれている。さらに142頁という薄い製本である。従って小一時間もあれば、簡単に読破出来てしまう。とても読み易い本だ。
主人公はイギリスの農場に住む少女チャーリーだが、おもちゃの犬の持ち主はその少女の母である。さらに物語の中では、戦争の悲劇と友情と奇跡、それに加えてサッカーのワールドカップについても触れている。切ないがとても心温まるお話に、思わず熱い涙を落してしまった。
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