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★★★☆
製作:2015年日本 上映時間:139分 監督:橋本光二郎]
原作は高野苺の少女コミックで、美しい風景の松本市を舞台にした学園SFラブファンタジーである。主演はなんとNHKの朝ドラ『まれ』と同様、山崎賢人と土屋太鳳の『けんたお』コンビなのだ。
さてストーリーのほうは、10年後の自分から、高校2年生の高宮菜穂宛に手紙が届くところからはじまる。そしてそこには、間もなく東京から転校してくる成瀬翔を好きになってしまうこと、そしてその翔は1年後に死んでしまうことが書かれていたのである。
はじめは誰かのいたずらではないかと思っていた菜穂だが、手紙に書いてあることが全て実現してしまうため、手紙の内容を信じるようになる。そして翔の死を防ぐため、仲間たちにも協力してもらいながら、翔の運命を変えるべく行動を次々に実行するだった。
映像を観ていても、まさにこれぞ少女マンガという雰囲気がプンプン匂ってくる清純ラブストーリーである。従って軸足は常に恋愛であり、タイムトラベル理論にしても、タイムパラドックスとパラレルワールドのさわりをチラつかせただけに過ぎない。
また未来からの手紙がどうして届いたのかについても、はっきりとした説明がないまま終わってしまった。それにこの種の話によくあるどんでん返しや洒落たオチもなく、ふんわりとしたままエンドロールを迎えてしまったのも、なんとなく物足りない気分である。
まあ随所で泣かされるシーンもあり、そこそこ楽しめる作品なのだが、あの名作『いま、会いにゆきます』には遠く及ばないことも否めないだろう。
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