ゲロッパ!
★★★☆
製作:2003年日本 上映時間:112分 監督:井筒和幸
映画そのものへの興味より、いつも邦画をこき下ろしている井筒監督の作品とは、『一体どれほど面白いのか』といった期待感のほうが先行して観る気になった映画でした。確かに西田敏行を始めとする個性豊かな役者を揃え、笑いあり涙あり音楽ありの文句なく面白い作品でしたが、何かが違っているような気がします。
実はあのドタバタ調のお笑いが鼻に付いたのと、ストーリーに新鮮さと奥行がなく、余りにもバカバカしいのが気に入らなかったのかもしれません。また西田敏行は、もともとが『外タレのものまね』から役者になった人なので、彼のモノマネ上手は当たり前で、さしてその抜群の演技力にも、さほど驚きはしませんでした。
ただ常盤貴子は役どころと演技がぴたりと絡み合って、素晴らしくいい女を感じました。それまで彼女につきまとっていたトレンディードラマ女優のイメージが、この映画で一掃された思いです。
また子役の子供がとてもおませで口達者なのですが、これもイヤ味がなく役柄にはまりきっていて、とても良い感じがしました。あとラストシーンとからむエンディング・クレジットの作り方が、邦画にしては仲々しゃれていましたね。
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