ボーイ・ソプラノ
ただひとつの歌声 ★★★☆
製作:2014年 米国 上映時間:103分 監督:フランソワ・ジラール
アル中の母親が事故で死亡。金持ちの父親がいるのだが、表向きに出来ない事情があるようだ。そして少年は無理矢理、名門少年合唱団を有する私立学校に入学させられる。
少年の美声はまるで天使のように素晴らしいのだが、楽譜も読めず態度も極めて悪い。だが少年の才能を認める教師の指導により、彼は少しずつ歌うことの喜びを実感してゆくのだった。
少年たちのソプラノは実に美しい。だがそれも、声変わりするまでの一時のまぼろしのようだ。スクリーンの中で教師が言う「ボーイソプラノとは、ほんの束の間、神様から借りる声である」
では何のために辛い練習に耐え続けなくてはならないのか。という少年の疑問に答える教師「学ぶことに意味がある」と・・・。
それにしてもクライマックスの少年たちの歌声は身震いするほど美しかった。そして少年の歌は終わり、次に静かなるハッピーエンドが待っているのであった。
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