進撃の巨人
★★★
製作:2015年日本 上映時間:98分 監督:樋口真嗣
とにかくネットでの評価が異常に低すぎる。それで映画館には足を運ばなかったのだが、DVD化されたので、なぜそれ程までに低評価なのか、怖いもの見たさでレンタルすることにした。
確かに飛び上がるほど面白い映画ではなかったのだが、CGの完成度も邦画としてはまずまずだし、ネットでの酷評ほど「ダメダメな映画」ではない気がする。どうしても原作ものは、人気が高ければ高いほど過剰な期待を抱いてしまうため、その反動として必要以上の酷評に陥り易いのである。ただ同じ原作ものでも、「恋愛もの」は少女マンガ発で女性が対象であり、かつ特撮がらみではないため余り酷評されないのであろうか。
私自身はこの原作は読んでいない。もちろんその存在は知っていた。ただ中古書店などでパラパラと眺めた限り、余り興味が湧かなかっただけである。だから内容についての比較は出来ないのだが、逆に原作に対するこだわりがないだけ、客観的でフェアな立場で観ることが出来たはずである。
だからもちろん酷評はしないし、CG映像もそこそこ楽しめたのだが、なにせストーリーが余り面白くないし、感動的なシーンも見つけられなかった。面白かったのは、序盤の教会に逃げ込んだシーンまでだろう。
さらに二部作に分けるほどのボリュームもストーリー展開もなかったのも非常に残念である。私の場合はDVDレンタルだからそれほど腹も立たないが、映画館で1800円を二度も払った観客にしてみれば、きっとかなり不愉快だったに違いない。もしかするとそれも酷評の一因だったのかもしれない。いずれにせよ、本作は邦画の最新CG技術を確認するだけの作品であり、もうその目的は達したため、今後また続編が創られたとしても、次はDVDで観る必要もないだろう。
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