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2016年5月16日 (月)

海街diary

★★★★

製作:2015年日本 上映時間:128分 監督:是枝裕和

 本作もまたまた原作がコミックなのだが、少女マンガなのでアクションマンガとは違ってなかなか文学的な趣があった。また舞台となる鎌倉の、美しい四季折々の風景も見逃せない。
 さて物語は、15年前に姿を消した父親の訃報が届くところからはじまる。鎌倉で暮らしている三姉妹の幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)は、父の葬儀場所である山形へと向かう。そこで初めて出会ったのが、異母姉妹のすず(広瀬すず)であった。この出会いがきっかけとなり、すずは鎌倉で姉3人と一緒に暮らすことになるのである。

 鎌倉の家は亡くなった祖父母が住んでいた古い家だが、かなり広いので姉妹4人が共に暮らしても何の不都合も湧かない。こうして四姉妹の新しい共同生活がはじまるのである。そしてすずは、鎌倉から通える高校へ転校し、姉たちの性格、仕事、恋愛、日常生活なども垣間見るようになるのだった。
 だからと言って何か特別なことが勃発する訳でもなく、淡々としたゆったりとした日々が、美しい風景とともに流れてゆくだけである。何か派手なことを期待する男性には多少退屈かもしれないが、じんわりと心温まる心地良い映画に仕上がっている。

 ことに四姉妹の性格、風貌が全く異なり、それぞれの良さや特徴がにじみ出ていて好感が持てるのだ。しっかり者の長女幸、あわてんぼうでズバズバものを言う次女の佳乃、ちょっと変わり者で呑気な三女千佳、そして素直で可愛い末っ子のすず、といった具合である。
 そしてラストは、気が付いたら自然に終わっているという、なかなか味のある手法で締めくくっているではないか。さすが第39回日本アカデミー作品賞受賞作品であり、ことに女性には必観の一本と言えるだろう。

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» 海街diary ★★★★.5 [パピとママ映画のblog]
ベストセラーを誇る吉田秋生のコミックを実写化したドラマ。鎌倉に暮らす3姉妹と父親がほかの女性ともうけた異母妹が共同生活を送る中、さまざまな出来事を経て家族の絆を深めていく姿を追う。メガホンを取るのは、『そして父になる』などの是枝裕和。テレビドラマ「八重...... [続きを読む]

受信: 2016年5月17日 (火) 15時59分

» 海街diary・・・・・評価額1650円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
そして、姉妹になる。 吉田秋生の同名漫画を原作とした、リリカルなヒューマンドラマ。 鎌倉の古い家に暮らす三姉妹は、父が亡くなり身寄りがいなくなってしまった異母妹を迎え入れ、新たに四姉妹として生活をスタートする。 是枝裕和監督は、山と海の街、鎌倉・湘南の美しい四季を背景に、個性的な姉妹それぞれの葛藤を、出会いと絆の物語の内に描く。 四人の綺麗どころが揃ったビジュアルは、観ているだけ...... [続きを読む]

受信: 2016年5月17日 (火) 23時02分

» 海街diary [象のロケット]
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受信: 2016年5月18日 (水) 17時40分

» 海街diary [風に吹かれて]
けなげでええこや~ [E:crying] 公式サイト http://umimachi.gaga.ne.jp原作: 海街diary (吉田秋生作/小学館 月刊フラワーズ連載中)監督: 是枝裕和  「誰も [続きを読む]

受信: 2016年5月23日 (月) 13時29分

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