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2015年12月31日 (木)

妻への家路

★★★★

製作:2014年 中国 上映時間:110分 監督:チャン・イーモウ

 舞台は文化大革命が終結する1977年頃の中国である。
 逮捕され一時は逃亡したものの、再逮捕されたルー・イエンシーだったが、文革終結により20年ぶりに自由の身になる。それで自宅に帰って妻のフォン・ワンイーと再会したものの、どこか彼女の態度がよそよそしい。そしてあなたは「方さん」でしょ、出て行ってと騒ぎだす始末。彼女は余りにも長期間に亘り夫を待ち続けたせいか、一種の記憶障害を患っていたのであった。

 その後夫のルー・イエンシーによる涙ぐましい「記憶復活」処方がいろいろと繰り広げられる。そしてピアノを弾いていたときに、もう少しで記憶が甦りそうになるのだが、残念ながらもう一歩のところで終わってしまう。そして最後は、昔書いた手紙を集めて手紙の読み人になるのだが・・・。

 これ以上はネタバレになるため書かないが、この映画の骨子は文化大革命の批判であろう。また現実感と芸術性を保持するため、最後まで徹底的に切なさを追及し続けた感がある。まあそれはそれで素晴らしいのだが、私的には月並みでもいいから、ラストは大きく盛り上がって、もっともっと怒涛のように泣かせて欲しかったね。

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» 「妻への家路」感想 [ポコアポコヤ 映画倉庫]
いやー、泣かされました・・・4つ★半 [続きを読む]

受信: 2015年12月31日 (木) 21時13分

» 妻への家路 ★★★★ [パピとママ映画のblog]
『紅いコーリャン』『秋菊(しゅうぎく)の物語』などのチャン・イーモウ監督とコン・リーが再びタッグを組み、文化大革命後の中国を舞台に夫婦の切ない愛を描くドラマ。20年ぶりに解放された夫が、夫を待ちすぎて記憶障害となった妻に自分を思い出してもらおうと奮闘する...... [続きを読む]

受信: 2016年1月 1日 (金) 14時02分

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