妻への家路
★★★★
製作:2014年 中国 上映時間:110分 監督:チャン・イーモウ
舞台は文化大革命が終結する1977年頃の中国である。
逮捕され一時は逃亡したものの、再逮捕されたルー・イエンシーだったが、文革終結により20年ぶりに自由の身になる。それで自宅に帰って妻のフォン・ワンイーと再会したものの、どこか彼女の態度がよそよそしい。そしてあなたは「方さん」でしょ、出て行ってと騒ぎだす始末。彼女は余りにも長期間に亘り夫を待ち続けたせいか、一種の記憶障害を患っていたのであった。
その後夫のルー・イエンシーによる涙ぐましい「記憶復活」処方がいろいろと繰り広げられる。そしてピアノを弾いていたときに、もう少しで記憶が甦りそうになるのだが、残念ながらもう一歩のところで終わってしまう。そして最後は、昔書いた手紙を集めて手紙の読み人になるのだが・・・。
これ以上はネタバレになるため書かないが、この映画の骨子は文化大革命の批判であろう。また現実感と芸術性を保持するため、最後まで徹底的に切なさを追及し続けた感がある。まあそれはそれで素晴らしいのだが、私的には月並みでもいいから、ラストは大きく盛り上がって、もっともっと怒涛のように泣かせて欲しかったね。
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