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2015年12月25日 (金)

ヴィレッジ

★★★☆

製作:2004年 米国 上映時間:108分 監督:M・ナイト・シャマラン

 ある小さな村のお話です。村を囲こむ森には、怪物が住んでいて、村人達は森に入ることが出来ません。従って森の向こうにある町へ行くことも出来ないのです。
 ある日、突発的な事件が起こり、ヒロインの婚約者が、生死の危機に陥ります。それで彼女は、目が不自由にも拘わらず、町に薬を買いに行く事を決心するのです。そして、あの怪物のいる森の中に入ってゆくのでした。
 とまあ、こんなストーリー展開で、美しい自然と小さな村の映像が続いてゆくのですが・・・。

 この作品については、全く予備知識がなかったせいか、初めはお伽話なのか、スリラーなのか、怪物ホラーなのかと、どきどきしながら観ていました。
 それで話が進んで、ヴィレッジの謎が解明されると「なるほど!」と妙に感心してしまいました。

 確かに細かいことを追求すると、やれ「どうやって服や食料を調達しているのか」などという愚問を発する人もいるかもしれません。
 しかしこの作品は、ある意味ファンタジーですから、余り生真面目に考えても意味がないでしょう。ファンタジックスリラーとしては、風刺味も利いてかなり良い出来だったと思います。
 ただ村の大人達が集まって、これからの村の運営を語るラストシーンは、ちょっと工夫が無さ過ぎる感じがしました。同じく小さな村を舞台劇風に描いた『ドッグ・ヴィル』の衝撃のラストと比べると、もうひと捻り出来なかったのがやゝ心残りではあります。

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