天空の蜂
★★★★☆
製作:2015年日本 上映時間:139分 監督:堤幸彦
自衛隊に納入予定の巨大ヘリが何者かに奪われ、原子力発電所の真上でホバリングを続ける。そして8時間後には燃料がなくなって原発に墜落すると言う。犯人は一体誰なのか、そして犯人の要求と真の目的は何なのか。
東野圭吾の原作で、テーマは答えの見つからない原発問題。キャストは江口洋介、本木雅弘、仲間由紀恵、綾野剛、国村隼、柄本明、竹中直人、向井理、石橋蓮司とかなり贅沢なメンバーだ。そして上映時間も2時間19分という、ヒューマン・デラックス・アクション大作に仕上がっている。
まず最初のヤマ場は、巨大ヘリに誤って乗ってしまった少年の救出劇だ。巨大ヘリに横付けした救助ヘリから、ロープ弾を撃ち、自衛隊員が巨大ヘリの前にスタンバイ。そして自衛隊員の腕の中に子供がジャンプ、それをキャッチした自衛隊員が少年を抱えたまま、パラシュートで地上へ落下してゆく。まさにいかにもアクション映画的と言える、手に汗を握る救出計画なのである。
そして第二弾は、燃料切れで墜落してゆく巨大ヘリを、いかにして原発から外すかだ。それに加えて犯人の逮捕劇がはじまり、この大掛かりな犯行の理由も明らかになってくる。
とにかく最初から最後までスリル満点で息の抜けない作品なのである。
ただそれだけなら、★★★☆位なのだが、成長した少年が活躍するラストシーンが実に良い。思わず胸がジーンと熱くなり、大粒の涙がこぼれ落ちてきたのだ。これで一気にヒートアップして私の評価は★★★★☆とインフレ気味に跳ね上がってしまったのである。
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