マップ・トゥ・ザ・スターズ
★★★
製作:2014年 カナダ 上映時間:109分 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
デヴィッド・クローネンバーグと言えば、私の頭の中には『デッドゾーン』と『ザ・フライ』しか浮かばない。と言うより、最近は彼の監督作品をほとんど見ていなかった。
そんな訳で、久々に観る彼の最新作にかなり期待したのだが、残念ながらその期待は大きく裏切られてしまったようである。ハリウッドの汚い部分だけを取り出して、これでもかとばかりにしつこくアピールするのだが、なにせ脚本が退屈過ぎるのだ。
なんとなくアカデミー作品賞に輝いた『バードマン』と似ているのだが、ちょっと監督の感性が古ぼけてしまったような気がしたのは私の錯覚であろうか。それでもジュリアン・ムーアとミア・ワシコウスカの熱演にだけは拍手を送りたい。ただジュリアン・ムーアのウンコシーンやブヨブヨで汚い肌は余り観たくなかったな。
この映画のテーマはどう観ても、ハリウッドセレブたちの腐敗ぶりと、近親相関から生まれた子供たちの異常さを描いているとしか思えない。そして重くて暗くて、ジメジメした後味の悪さばかりが置き去りにされてしまう。一体監督は何を言いたかったのだろうか。凡人の私には理解出来な過ぎる作品である。
下記のバナーをクリックするとこの記事の人気度を確認できます↓↓↓
↓ブログ村とクル天↓もついでにクリックお願いします(^^♪
| 固定リンク | 0
コメント