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2015年7月 2日 (木)

聲の形

作者:大今良時
 作者の名前を見る限りてっきり男性かと思い込んでいたら、なんと26歳の女性だと言うのだ。ちょっと驚いたが、良く考えれば、絵柄や登場する女性たちの心理描写がいかにも女性的な感性だと思っていたものである。

 さて本作品をジャンル分けすれば、いわゆる『学園ラブストーリーもの』になるのだが、そんな単純な括りでは済まされない。つまりヒロインが聴覚障害者であることに加え、障害そのものに対してイジメを受けてしまうと言う設定がかなり斬新でショッキングなのである。それもハンパなイジメではなく、かなり大胆にこれでもかとばかりに本気でイジメ抜くのだから驚きだ。

 最近では建て前として、障害者をイジメたり貶したりする物語はタブーだったはずである。それを例え小学生とはいえ、かなり本音で執拗に障害者をイジメ抜く描写は、悲しくなるほど残酷なのだ。
 ところがそのイジメは第1巻だけであり、その後はいきなり高校生になった主人公の石田将也が、小学生時代の過激なイジメを反省し、過去にイジメ抜いた聴覚障害者の西宮硝子に逢いに来るところから全てが始まるのである。つまりイジメがテーマではなく、障害者イジメという負債を背負った主人公のケジメのお話なのかもしれない。

 このマンガは、当初週刊少年マガジンに連載されたのだが、いきなり2014年度「コミックナタリー大賞」第1位、「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位、「マンガ大賞2015 」第3位、第19回手塚治虫文化賞新生賞と立て続けに受賞している。そして近々劇場用アニメが製作されると言う。そのうち実写化されたドラマや映画化される可能性もある。
 そして本作はだらだらと無理矢理延長せず、単行本で全7巻という理想的な長さで、余韻を残しながら最終回を括っているのも心地が良いではないか。老若男女誰にでも楽しめるお話なので、是非ご一読されたい。

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