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2015年6月25日 (木)

紙の月

★★★

製作:2014年 日本 上映時間:126分 監督:吉田大八

 原作は直木賞作家の角田光代の小説で、映画化される直前にTVドラマが製作されている。私自身は小説も読んでいないし、TVドラマの存在さえも知らなかった。だから映画がこれほどつまらないのは、原作のせいなのか下手な脚本のお蔭なのか全く判断が出来ない。

 また主演の宮沢りえが、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞に輝いたのだが、どうもそれほどインパクトもないし、演技のほうも特段極め付けとも感じなかったのは私だけであろうか。むしろベテラン行員を演じた小林聡美のほうが助演女優賞を取れなかったのが不思議なくらいである。

 さてストーリーのほうは、銀行に勤務する平凡な主婦が引き起こす横領事件を描いているのだが、昭和時代にはよくある話であった。その中で有名なのは、滋賀銀行の奥村彰子、足利銀行の大竹章子、三和銀行の伊藤素子などであり、一番巨額の横領事件は奥村彰子の9億円である。

 またいずれも事件を引き起こした動機は『男に貢ぐため』であり、最初は小口に始まり次第に大胆になってゆくというパターンを踏襲している。本作でも一度でやめれば闇に葬られたものを、年下の男性(池松壮亮)の気を引くために、何度も大胆な横領を繰り返して墓穴を掘ってしまうのだ。

 ところで犯罪を犯してしまう女性たちは、なぜいつも陰に男の存在があるのだろうか。その論理が非常につまらない。悪いことをするにしても、自分のためにだけ遂行しないから、結局は白日の下に晒されて逮捕されてしまうのである。悲しきは女の性なりにけりか・・・。

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銀行勤めの平凡な主婦が引き起こした大金横領事件のてん末を描いた、『八日目の蝉』の原作などで知られる直木賞作家・角田光代の長編小説を映画化。まっとうな人生を歩んでいた主婦が若い男性との出会いをきっかけに運命を狂わせ、矛盾と葛藤を抱えながら犯罪に手を染めて...... [続きを読む]

受信: 2015年6月25日 (木) 19時35分

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