ヘラクレス
★★★☆
製作:2014年 米国 上映時間:98分 監督:ブレット・ラトナー
神の子ヘラクレスを主人公にした映画は過去にいくつもあるが、本作のように人間ヘラクレスを泥臭く描いた作品は珍しい。ヘラクレスを演じたのは、元プロレスラー「ロック様」ことドウェイン・ジョンソンである。また神々が全く登場しない現実路線の本作が成功したのは、彼の存在感と鍛え抜かれたその肉体美や豪快な身体能力のお蔭であろう。
従って本作でのヘラクレスは、神話の中に登場する超人ではなく、あくまでも人間であり血も流すし不死身でもない。ただ圧倒的な体力と、スバ抜けた格闘能力を持っていることだけは確かである。だが基本的には一人では戦わず、少数だが優秀な精鋭部隊を率いて戦うのだ。またこの精鋭部隊が個性的で皆強いので、戦闘シーンもバラエティーに富んでいてなかなか面白い。
ただ特に大きな感動シーンもなく、荒唐無稽な神話的シーンもない(オープニングでの戦闘は仲間の大げさな語りなので)。そしてラストも勧善懲悪で、ほとんどが許容範囲で筋書き通りの王道映画と言っていいだろう。どちらにせよ余り深く考えずに、エンターテインメントとしての映画を楽しみたい方には超・おすすめ作品かもしれない。
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