トランセンデンス
★★★
製作:2014年 米国 上映時間:119分 監督:ウォーリー・フィスター
あのクリストファー・ノーランが製作総指揮を務め、巨額の製作費を使い、ジョニー・デップやモーガン・フリーマン等の名優をキャスティングしている。ところが残念ながら前半は眠くなり、後半になっても特に目新しい発見もなく、結局カタルシスが得られないまま終わってしまった。
たまたま似たようなテーマの『ルーシー』と一緒にレンタルし、立て続けに鑑賞したのだが、私にとっては『ルーシー』のほうが遥かに面白く感じられた。やはり本作は、平面的で捻りも変化球もない「よくあるSF」の域を出ていないところが物足りないのだろうか。
まあ悪い映画ではないのだが、毒にも薬にもならない、或は可もなく不可もない作品ということなのだ。それに巨額を投じた割には、なぜかB級映画の雰囲気が漂っていた気がするのである。
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