LUCY/ルーシー
★★★★
製作:2014年 フランス 上映時間:89分 監督:リュック・ベッソン
ネットでの評価がかなり低かったので、映画館での鑑賞はパスしてDVDが出るまで待っていた。ところが予想以上に面白い映画で、何だか非常に得した気分になってしまった。主演のスカーレット・ヨハンソンは可愛いし、先の読めないスピード感あるストーリー展開もまずまずだと思う。
ではなぜあれほど評価が低かったのだろうか。多分作品全体に漂う個性が強過ぎるのか、超人アクションに期待し過ぎた人々の失望点なのかもしれない。
ルーシーの体内に埋め込まれた強烈な麻薬?が体内で漏れてしまう。通常なら彼女は即死してもおかしくないのだが、なんと脳機能が驚異的に覚醒し、人間離れした能力を発揮して大暴走を始めるのであった。
人類の脳は通常10%パーセント程度しか機能していないのだが、ルーシーの脳は20%からだんだん100%に向かって覚醒していく。
はじめは台湾のマフィアたちに襲われてオドオドするルーシーだったが、覚醒してからは超人になってマフィアたちを、いとも簡単に捻り潰してしまう。なんとも爽快な変身ぶりではないか。このままスーパーアクションを駆使した復讐劇が続くのだろう、と思い込んでいたら実はそんな単純な話ではなかったのである。
ヒトは自らの死と引き換えに子孫を創り、遺伝子を引き継ぎながら永遠の時間の中を流れてゆく。そして映画の中で、脳科学者役のモーガン・フリーマンが、次のような含蓄のあるセリフを喋っていたのが印象的であった。
「人類が生きている証とは、他人に自分の持っている情報を出来るだけ多く伝えることである」
さて覚醒し続けるルーシーは、一体何を目指しているのだろうか。それは観てのお楽しみと言うことで…。
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