OUT
★★★
弁当工場で働くフツーの主婦4人が、殺害した死体を出刃包丁で切り刻んで始末するという、世にも恐ろしいお話であります。
また自宅の風呂場で切断された死体が、いやにリアルで気味が悪かったですね。普通なら吐き気のする樣な映画なのですが、コミカルタッチに描くことにより、そのおぞましさを中和することに成功していたと思います。
役立たずの室井滋をキャスティングしたのも、そのあたりの効果を狙ったのだと思えば納得出来ますね。しかしこの映画の中で一番光っていたのは、なんと言っても「原田美枝子」でしょう。しっかり者で、どことなく影のある『可愛い女』を見事に演じ切っていました。
かつて僕の中では、余り評価の高くなかった原田美枝子でしたが、この作品によって、かなりポイントアップしました。そして「女いぶし銀」の賠償美津子も、落ち着いた渋い演技で良い味を出していましたね。
ただ中途半端なラストシーンには、いろいろと疑問が残りました。何故原田1人で旅立たなかったのか分からない。もし4人が主役だからと言うのなら、なぜ賠償美津子を取り残すストーリーにしてしまったのだろうか。
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