寄生獣
★★★☆
製作:2014年日本 上映時間:109分 監督:山崎貴
原作のマンガ『寄生獣』が初めて連載されたのが1988年。従ってもう四半世紀以上前の作品ということになる。
このマンガは、宇宙から飛来した謎の生物が人間に寄生して、次々に人間を襲ってゆくと言う話で、読み始めた当初は『SF/ボディ・スナッチャー』や『遊星からの物体X』のオマージュではないかと思った。
だが読み進めて行くと、単純なパラサイトものではなく、ヒーローアクションあり、親子愛や恋愛、友情なども織り込まれている。そして長過ぎず、短過ぎずバランスの良い完成度の高いマンガであることに気付いた。
さてそれでこの実写映画であるが、さすが『三丁目の夕日』の山崎貴が手掛けただけに、CGやVFXの出来は邦画とは思えないほど素晴らしい。だがどうしても原作をイメージしてしまうため、ストーリーがかなり省略されていることがちょっと残念である。
いずれにせよ、一作には抑えきれず二部作になっているのだから、思い切って三部作にしてもう少し原作に近づけたほうが良かったのではないかと感じた。また主役の染谷将太をはじめ、田宮良子の深津絵里、村野里美の橋本愛、母親役の余貴美子など、主要な登場人物も原作のイメージとかなりかけ離れていたことも残念の上塗りではないだろうか。逆に言えば原作を知らないほうが楽しめるのかもしれない。
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