グランド・イリュージョン
★★★
製作:2013年 フランス、米国 上映時間:116分 監督:ルイ・ルテリエ
4人組のマジシャンたちが、マジックを駆使して群衆を騙しながら、瞬く間に大金を強奪するという荒唐無稽な娯楽作。また序盤のトランプ当てシーンで、「ダイヤの7」が当たったのは、私だけではないらしい不思議な現象にも遭遇した。だが面白かったのは、劇場に居ながらにして、観客の一人をパリの銀行の大金庫の中に瞬間移動し大金を盗むところまでかな。
そのあとに元マジシャンのモーガン・フリーマンが、その種明かしをするところからだんだんつまらなくなってしまう。だからと言って、その種明かし自体がつまらなかった訳ではない。その後のマジックが何でもありの魔法に変化し、ストーリー展開がドタバタ劇に終始してしまったところに、この作品の限界を感じてしまったのである。
さらにはラストのどんでん返しもいただけない。一番怪しくない人物が、実は黒幕だったというのは、常道のオチではあるが、その動機が余りにもこじつけ気味で説得力がないのだ。これは夢オチ同様、真面目に観ていた観客に対して猛烈に失礼な話ではないか!。
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