刻謎宮
著者:高橋克彦
なんと新選組の沖田総司が死後に蘇生され、時空を超えて古代ギリシャに跳び、そこでアンネ・フランクやヘラクレスらと出会い、ギリシャ神話の世界を創造してゆくという、とてつもなく荒唐無稽で壮大な幻想歴史ファンタジーである。
余りにもハチャメチャな展開なので、読む人によってはアレルギーを起こすかもしれない。だがマンガやSFや映画の好きな私にとっては、思わず夢中になるくらい面白い作品であった。また今後ギリシャ神話に触れる折にも、沖田総司が扮したアポロンなどを重ねてみると楽しさが倍加するはずである。
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