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2014年5月の記事

2014年5月29日 (木)

そこのみにて光輝く

★★★★

製作:2013年 日本 上映時間:120分 監督:呉美保

Sokonomi
 1990年に自殺した佐藤泰志の小説を原作とした映画で、共に生きる場所のない男女の愛と苦悩を悲惨に描いたラブストーリーである。なんとなく韓国映画を思わせるドロドロとしたタッチなのは、監督が在日韓国人三世だからであろうか。
 それにしても一体いつの時代の話なのだろう。煙草ばかり吸い続ける主人公たち、バラック小屋で寝たきりの父親、そしてヤクザのような地元名士の存在とその行動には、かなり違和感を感じざるを得ない。

 不幸ばかりが続いて、なんとも暗く救いのない作品ではあるが、ラストシーンでなんとなく僅かながらもやっと光を見出したような気がする。ただそのあとにも、主人公たちには辛く厳しい現実が続いて行くのだろうな、と想像してやり切れなくなってしまったことも否めない。

 ストーリーとは別に、主人公の綾野剛、池脇千鶴、菅田将暉の三人の個性的な演技には惜しみない拍手を送りたいし、脇を固めた高橋和也、火野正平 、伊佐山ひろ子らの渋さと存在感も、なかなか捨てがたいものがあったね。

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2014年5月25日 (日)

シャーロット・グレイ

★★★★

製作:2001年 英国 上映時間:121分 監督:ジリアン・アームストロング

 第二次大戦中、消息を絶った航空士の恋人を追い、危険を顧みずにスパイとしてフランスへ潜入した美しき女性の話である。
 主演のケイト・ブランシェットは、まるで絵画の中から飛び出た貴婦人のような美しさであった。とにかく余りにも美しく、知的で、包み込まれるような母性愛に、ストーリーなど忘れて、ケイトばかり見つめていたような気がする。

 そんな訳だから、私にとってこの映画は、内容がどうのこうのと言うより、まさにケイトのワンマンショーを夢中で観ているといった趣きであった。たゞひとつだけ心に刺さったのは、女心は、こんなにも移ろい易いものだということだろうか。

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2014年5月19日 (月)

CUBE

★★★★

製作:1997年 カナダ 上映時間:91分 監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ

 縦横、前後に無数に繋がる立方体の部屋に6人の男女が、閉じ込められている。部屋の六面には、それぞれ次の部屋へのドアがついている。しかし部屋によっては、トラップが仕掛けられおり、その部屋に入ると死に直結してしまうのである。
 各人が協力したり、争ったりしながら、必死にトラップを避けて、脱出を試みるという、まるでゲームのような映画である。果たして何人脱出来るのかは、映画を観てのお楽しみ。

 またなぜ彼等は、この立方体の部屋に閉じ込められたのか?そして誰が閉じ込めたのか?更にこのキューブ全体はどの位の大きさで、どこに存在するのか?謎と疑問は果てしなく続く・・・。

 この映画は、出演者7名という低予算でシンプルな作品ではあるが、超アイデア商品といった趣きで、なかなか観応えのある良い作品に仕上がっている。その後別の監督による続編が二作公開されたが、謎が謎でなくなってしまったせいか、いずれも悲しいくらいに評価が低かった。やはりCUBEの魅力は謎が謎のまま放置されていて、カオスでファンタスチックな想像力を掻き立てるところが良かったのだろうか。

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2014年5月16日 (金)

メビウス

★★★

製作:1998年 米国 上映時間:91分 監督:マイケル・アルメレイダ

 オープニングから階段転落までの男女のからみを描いた映像が、なんとなくファンタジックで美しい。だが祖母を訪ねて故郷へ向かう頃から、なんだかそれまでとは全く異なる展開になってしまう。ここからが急に登場人物が限定的になり、いかにもB級ホラーぽい雰囲気になるからである。

 ヒロインのノーラには、夫に言えない秘密があった。それは不意に訪れる気味の悪いフラッシュバック映像である。それが何を意味しているのか、彼女自身にも全く見当がつかない。
 そのフラッシュバックに導かれるようにして、10年振りに故郷の祖母の家に向かうことになるのである。実はこの映画は、魔女伝説をモチーフとしたホラー映画だという。

 さて広大な祖母の家で、叔父が大切に保存していたのは、2000年前の魔女のミイラだった。そしてその魔女はノーラそっくりで、ノーラの体を奪おうとしていたのである。

 低予算のB級映画にしては丁寧に創られており、ヒロインの演技力もしっかりしているのだが、ストーリー展開に盛り上がりがない。それに加えて男の子役に全然存在感が無いし、ホラーなのに全く怖さを感じないところがかなり残念である。

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2014年5月10日 (土)

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!

★★★
製作:2013年 英国 上映時間:108分 監督:エドガー・ライト

Worldend
 平日の午後4時という不幸な時間帯であったとしても、観客が僅か5人というのは余りにも寂しい限りである。その理由はこの映画を観てすぐに分かってしまった。余りにもバカバカしくてえげつないからである。この内容では平日の昼間に映画を観れる女性や年配者に敬遠されてしまうからであろう。
 
 この映画は青年時代につるんでいたオヤジ5人組が、久し振りに揃って故郷の町に帰り、パブのはしごをしながら大暴れをするというおバカな映画である。中年酔っ払いオヤジたちのドタバタロードコメディーというと『ハングオーバー』と全く同じじゃないの。
 ところがどっこい、この作品はもっと阿保らしいのだ。コミカルなSF仕立てで、なんと不気味な住民たちが突如襲いかかってくるは、地球が征服されそうになるとか、かなり悪乗りしているのだ。はじめはもしかすると、酔っ払いたちが酔いつぶれて観た夢~という夢落ち映画なのかと思っていたのだが、そうでもないらしい。
 この映画のオープニングは『スタンドバイミー』ではじまり、だんだん『ハングオーバー』ぎみになり、パブのトイレでいきなりプロレスごっこかと思いきや、急にオドロオドロしい雰囲気が漂いはじめ、『遊星からの物体X』と『光る眼』になってしまうのである。オマージュなのかパロディーなのかパクリなのかさっぱり訳が分からん。そしてハチャメチャ大暴れがはじまり、いつの間にかアクション映画に・・・。さてさて一体どうやってラストに繋げるのだろうかと思ったら、いきなりあっけなくジ・エンドなのだ。
 一体この映画は何なの何が言いたいの。まあ好き嫌いは別にして、ユニークな映画であることは万人が認めるであろう。

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2014年5月 7日 (水)

SF起源 タイムゲイト

★★★☆
製作:2001年米国 上映時間:86分 監督:ロバート・ヤング

 内容は原題の「THE INFINITE WORLDS OF H.G. WELLS」のほうが分かり易い。まさに若き日のSF小説家H.G.ウェルズが狂言回しとなり、彼の作品を「X-ファイル」や「トワイライトゾーン」の雰囲気で謎解きや新解釈を施しながら、老人の思い出話風にまとめた作品である。
 本作はトリップ編となっているが、ほかにもリバース編が発売されている。また本作には二話が収められていることからしても、多分TVシリーズのようなものを編集してビデオ化したものではないだろうか。
 本作に収められている二話は、飲むと何千倍も敏捷力が上がり、あたかも周りの人々が静止しているように見えるという『新神経促進剤』という話がひとつ。もうひとつの話はどの小説から引用したのか分からないが、火星と地球を結ぶ不思議な石の話である。もしかするとあの『宇宙戦争』の前触れ的な話なのだろうか。
 いずれにせよ13年前に製作されたこともあり、全般的にちょっと古い感じが否めないのだが、奇妙で摩訶不思議なお話が好きな人ならそこそこ楽しめるかもしれない。

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2014年5月 2日 (金)

バタフライエフェクト2

★★☆

製作:2006年米国 上映時間:92分 監督:ジョン・R・レオネッティ

 かなり評価の低い作品であることは判っていたが、前作『バタフライエフェクト』には大感動したことだし、熱狂的タイムトラベルファンとしては、この続編を外すことが出来なかった。そして当然ながら、間違いなく評判どおりの駄作であり、もしかするとという耳かき程度の期待は、無残にも打ち砕かれてしまった。
 映画を観ているという実感が湧かないのだ。のっぺらとした捻りのない展開はTVドラマそのもので、感動もなければ驚きもない。また見知らぬ俳優達にも、全く魅力を感じなかった。
 ストーリーのほうは、絶望的な事故に遭遇しながらも、奇跡的に生還した主人公が、過去に戻って事故を防ぐのだが、結局は別の不幸に見舞われるという展開だ。何度も過去に戻ってやり直すのだが、事態はだんだん悪化するばかり。
 不幸という神の意思はどうしても回避出来ないのだ。それでついに、その神の意思を利用することに気付き、不幸な事態を収束させる決意をする。このラストの展開だけは、なるほどと妙に納得してしまった。

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