タイムマイン
★★☆
製作:2002年 米国 上映時間:93分 監督:ジョナサン・フレイクス
「タイムマシン」とー字違いのこの映画。やっぱりB級SFコメディーだった。初めから予測していたためか、それ程腹は立たない。いずれにせよ、広い意味でタイムトラベル系と考えられるため、タイムトラベルマニアにとっては、必見の映画だったのである。
それにしても、ものマネは題名に留まらない。主人公ザック・ギブスは、バック・トウ・ザ・フィーチャーの、マーティーと似ているし、マーティーがスケボーの名手だったのに対して、この映画のザックは自転車乗りの名手なのである。そしてオ―プニングとラストシーンに至っては、それこそバック・トウ・ザ・フィーチャーのパクリと言えよう。
ただタイムマシンで過去や未来にタイムトラベルする訳ではない。腕時計仕様の『分子加速装置』をつけた人物の移動が、なんと25倍も早くなり、それを使ったいたずらを描いているのである。つまり『分子加速装置』により超スピードで動くため、回わりが静止して見えるということになる。これもあの『タイムマシン』を書いたH・G・ウェルズの短編からアイデアを盗用しているようだ。
まあ例えオマージュでも、パロディでも、パクリでも、面白ければ文句はないのだが、この映画に関しては、ストーリーが全くないのだから呆れてしまう。ただドタバタと追っかけっこをしているだけの映画で、退屈極まりない脚本なのである。
また人間が止まって見えるのは良いとして、それよりも高速で動いている自動車や扇風機まで同じように止まっているのは変じゃないの。本当はゆっくりと動くのでは。さらに『分子加速装置』をつけた人物自身が早く動くのは分かるが、彼が運転する車まで超スピードになるのは理屈に合わない。いずれにせよ、もう少し大人が納得できるように、科学的な辻褄も合わせて欲しかったね。
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