トランス
★★★☆
製作:2013年英国 上映時間:102分 監督:ダニー・ボイル
監督はあの秀作である『127時間』や『スラムドッグ$ミリオネア』を撮ったダニー・ボイルである。ギャングたちと組んでオークションに掛けられている名画を略奪するはずだった競売人サイモン(ジェームズ・マカヴォイ)は、突然ギャングたちを裏切るのだが、彼らのボスに頭を強打されて記憶喪失症になってしまう。そして絵画の隠し場所の記憶を失ってしまうのだが、納得できないギャングたちは、催眠療法で記憶を復活させようと画策し、女催眠療法士(ロザリオ・ドーソン)のもとを訪れるのだった。
アイデア的には面白いし、前半のスピーディーでスタイリッシュな展開と、お洒落な音楽の使い方には、流石と膝を叩きたくなってしまうだろう。だが中盤からの密室劇や夢や幻覚を多用するシーンには、多少辟易してしまった。夢落ちが禁じ手と呼ばれ軽蔑されるのと同様に、何でもありの幻覚ばかりを多用するのも頂けないね。もしかすると監督自身が、途中で脚本に行き詰まりを感じて禁じ手を使ってしまったのかもしれない。
ただロザリオ・ドーソンの恥毛を剃毛してまで臨んだその気迫には、かなりびっくりしてしまった。とにかくあそこの縦線がくっきりと映し出されていたのだが、ホントに映倫はOKだったのだろうかと心配してしまったくらいである。それにしても外人女優は大したものだね。日本人女優であそこまで晒しだせる女優はほとんどいないのではないだろうか。このシーンの挿入により、それまでちょっとだらけていた展開が急変した。そしていつのまにか、主役もジェームズ・マカヴォイから、ロザリオ・ドーソンに変わってしまったのである。
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