スター・トレック イントゥ・ダークネス
★★★☆
製作:2013年 米国 上映時間:132分 監督:J・J・エイブラムス
スター・トレックの歴史は長い、詳しく書くと一冊の本になってしまうくらいである。従ってここでは簡単にその経緯を記載するだけにしたい。
この作品、もともとはTVドラマで、1966年の放映開始以来5本のシリーズに分けて、なんと2005年まで放映されているのだから驚異的な人気だ。その間の1979年には劇場版も公開され、本作まで12本の映画が公開されている。
これだけ長期間シリーズ化されると、当然メンバーも一新されて当然だが、本作は三度目のメンバー更新が行われた2009年の作品に続く二作目である。そして劇中の時代背景も、カークやスポックが若かりし日の2258年に遡っている。このあたりは、あの『スターウォーズ』と同じ構成である。
私自身はこのシリーズがそれほど気に入っている訳ではなく、TVドラマは全く未鑑賞で、映画のほうも3~4本程度観たに過ぎない。なぜSF好きの私がこのシリーズに余り関わっていないのか、それは本シリーズがSF映画としては地味でオーソドックスな展開だったからである。
無論それがこのシリーズの特徴でもあり、熱烈なファンを創りあげた原動力だったのであるが、これは趣味の問題だからなんとも致し方ない。私自身のSF映画観は、もっと派手なアクションと荒唐無稽な発想を求めていたからに過ぎない。
ところが、なんと本作ではこの私の価値観をかなり満たしてくれる創りに変貌していたのだ。もしかするとメンバーと時代背景を一新した前作からなのかもしれないが、まだその前作を観ていないためそのコメントは控えたい。
ただある程度「私好みの映画」に変貌したとはいえ、従来からのスター・トレックファンの一部からは、「これはスタトレじゃなく、単なるアクション映画でシリーズ中最悪だ」と厳しい評価を下しているようである。
まあ過去の思い入れを裏切られて失望する人の気持ちは分かるのだが、時代は刻々と変貌しているし、若者たち心情も価値観も、車窓の景色のようにあっという間に写り変わってゆくものなのだ。だからという訳ではないが、シリーズものの映画はなるべく観ないようにしている。
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