ダラス・バイヤーズクラブ
★★★★
製作:2013年 米国 上映時間:117分 監督:ジャン=マルク・ヴァレ
1980年代には無認可だった「HIV代替治療薬」を密輸販売。藁にもすがりたいHIV患者に特効薬を提供したという、実在の不良カウボーイの半生を映画化した人間ドラマである。彼自身もエイズに侵され、医者に余命30日と診断されたが、ある無免許医からもらった無認可ビタミン剤などのお蔭で、7年間も生き続けたと言う。
カウボーイのロン・ウッドルーフを演じたのは、「マジック・マイク」や「MUD -マッド-」で好演したマシュー・マコノヒー。なんと彼はこの役を演じるために約21.3kgも減量したと言う。そしてその努力が報われて、第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したのである。
またホモのレイヨンを演じたジャレッド・レトーも、抜群の演技力を発揮して同時にアカデミー助演男優賞を獲得している。映画としては、ストーリーよりも、この二人の演技によって支えられたところが大きいのではないだろうか。
作品としてもなかなか面白く退屈しないのだが、なにを主張したいのかがはっきりしないところが減点対象かもしれない。つまり、エイズ患者に対する福音をもたらすというほど主人公は真面目ではない。また製薬会社と癒着したお役所や医学界への批判ならば、もう少しシリアスにその実態に迫っても良いし、なんだか焦点がぼけているようなところが気になってしまう作品でもあった。
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