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2014年3月の記事

2014年3月28日 (金)

ダラス・バイヤーズクラブ

★★★★

製作:2013年 米国 上映時間:117分 監督:ジャン=マルク・ヴァレ

Dalas
 1980年代には無認可だった「HIV代替治療薬」を密輸販売。藁にもすがりたいHIV患者に特効薬を提供したという、実在の不良カウボーイの半生を映画化した人間ドラマである。彼自身もエイズに侵され、医者に余命30日と診断されたが、ある無免許医からもらった無認可ビタミン剤などのお蔭で、7年間も生き続けたと言う。

 カウボーイのロン・ウッドルーフを演じたのは、「マジック・マイク」や「MUD -マッド-」で好演したマシュー・マコノヒー。なんと彼はこの役を演じるために約21.3kgも減量したと言う。そしてその努力が報われて、第86回アカデミー賞で主演男優賞を受賞したのである。
 またホモのレイヨンを演じたジャレッド・レトーも、抜群の演技力を発揮して同時にアカデミー助演男優賞を獲得している。映画としては、ストーリーよりも、この二人の演技によって支えられたところが大きいのではないだろうか。

 作品としてもなかなか面白く退屈しないのだが、なにを主張したいのかがはっきりしないところが減点対象かもしれない。つまり、エイズ患者に対する福音をもたらすというほど主人公は真面目ではない。また製薬会社と癒着したお役所や医学界への批判ならば、もう少しシリアスにその実態に迫っても良いし、なんだか焦点がぼけているようなところが気になってしまう作品でもあった。

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2014年3月25日 (火)

LIFE!

★★★☆

製作:2013年 米国 上映時間:114分 監督:ベン・スティラー

Life

 雑誌「LIFE」の写真管理部で働くウォルター・ミティは、同社で働くバツイチ女性に思いを寄せているのだが、なかなか会話もできないでいた。そんな中、「LIFE」が廃刊になることが決定。ところが最終号の表紙に使用するはずの写真のネガがなかなか見つからない。

 そのネガの所在を知るために、奇人カメラマンのショーン・オコンネルを探すために旅に出るのだった。そしてウォルターは、ニューヨークからグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤへと奇想天外な旅を続けることになり、次第に彼自身の人生観も変貌してゆく。
 とにかく壮大な風景が美しいし、バックに流れる音楽も素晴らしい。だがウォルターの空想の意味がよく分からないし、ストーリー展開もかなり荒唐無稽、というよりナンセンスと言ったほうが良いのだろうか。何かを示唆しているのだと思うのだが、私にはよく理解できなかった。

 だからと言って悪い映画ではないし、そこそこ楽しめたことも確かである。なんとも評価のし難い作品である。ただ何度も書くようだが、大自然の雄大で美しい映像と、数多くのバックグランドミュージックは称賛に値するし、キャストもそれぞれがハマリ役だったような気がする。かなり評価の分かれる作品なのかもしれないが、その三点だけは誰が観ても納得出来ると確約しても良いだろう。

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2014年3月21日 (金)

エイリアン4

★★★★

製作:1997年 米国 上映時間:107分 監督:ジャン=ピエール・ジュネ

 『エイリアン』の第一作を観たのが今から35年前。新宿で遅くまで麻雀やってて、帰りの電車がなくなってしまい、しかたなく歌舞伎町の映画館で朝まで仮眠するつもりで映画館に入った。
 そこでたまたま『エイリアン』の第一作をやっていたのであった。今では、巨費を投じたSFホラー映画も多く製作されるようになったが、当時はホラーと言えばB級映画ばかり。だからこの『エイリアン』には物凄いカルチャーショックを受けてしまったのだ。

 とにかく完全にはまってしまった。余りの感動に2回続けて観てしまい仮眠どころではなかった。特にギガーの斬新で、あのおどろおどろしいデザインに魅了されてしまったのである。
 そんな思い入れがあって2作目、3作目は全部劇場まで足を運んだ。だが期待に反して、一作目の感動は2度と味わえなかった。ことに第三作は駄作と言っても過言ではないだろう。だからシガニー・ウイーパーとエイリアンのデザインだけが救いといった感じであった。だから4作目はもう観るつもりがなかった。

 それから数年後に、たまたま小さなビデオ店に行ったら、新作がちょうど『エイリアン4』1本しかなかった。まあどうせまた詰まらん映画だろうと思いつつ借りてしまった訳である。
 ところがところが、こいつが予想に反して結構いけていたんだね。今回はエイリアンとの戦闘はあまりなく、シガニー扮するリプリーの「内面との戦い」と「クローンの恐怖」そして、「エイリアンのより恐ろしい生物への進化」が、この4作目でのテーマとなっていた。
 そんなこともあり、いままでの「エイリアンシリーズ」とは一味違う内容で実に面白かったのである。でもやはり、第一作には及ばないことは間違いないところだ。
 最近のシガニー・ウイーバーは随分年をとったけれど、エイリアンのリプリー役をやると俄然若返っちゃうから不思議である。やはりガタイのでかい彼女には戦闘服が一番似合うのだろうか。

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2014年3月18日 (火)

演じられたタイムトラベル

著者:土橋 真二郎

 なんとも奇妙なタイトルに惹かれてこの本を購入してしまったのだが、ちょっと期待し過ぎたようである。登場人物は僅か8名で、場所はだだっ広い倉庫のような場所だけ。その床に描かれた二次元の線によって三次元の仮想空間が設定され、そこでデスゲームが延々と続くという設定である。
 二次元の線による舞台設定は、2003年にデンマークで製作されたニコール・キッドマン主演映画の『ドッグヴィル』と全く同じだ。そして前半から中盤までの200頁以上を使って、このゲームのルール説明と辻褄合わせが嫌というほど続くのである。後半になって百の目を持つ「アルゴス」というボスキャラが登場すると急に面白くなるのだが、それまではかなりの退屈感と眠気に耐えなくてはならない。

 またタイムトラベルについても、ゲームの中で過去や未来との連続性を確保するためのお遊びに過ぎず、タイムトラベルものを期待して読んでしまうと、なんとなく騙されたようで腹が立ってくる。
 この作者の作品は初めて読んだのだが、どうやらその初めてに、この作品が当たってしまったのは不運だったようだ。ただ作中で演じられるゲームの構造については、実に緻密でかなりの緊張感が得られることは間違いない。それにしても、もう少し登場人物の背景や心理描写を丁寧に描いても良かったのではないだろうか。

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2014年3月15日 (土)

凶区の爪

著者:竹本健治

Kyouku
 若き天才囲碁棋士である牧場智久を探偵役としたシリーズの第一作だという。 本作では本因坊戦に辛くも勝利した牧場智久と囲碁雑誌の編集者たち一行が、地元の後援者である四条宗雲の大邸宅に招かれたあと、屋敷内で次々に起こる連続殺人事件に巻き込まれる様子を描いている。
 ところが妙なことに、主人公であるはずの牧場智久は、宗雲の大邸宅に着いたとたんに、極度の疲労のため高熱を発して4日間も寝込んでしまうのである。主人公が昏々と眠っている間に、四条家の三人がこの地方に伝わる奇怪な伝説になぞられ、次々に謎の殺人鬼に殺害されてしまうのだ。

 この間に、この物語の狂言回しを演じるのは、牧場智久と同行していた編集者・槇村の従妹であるルイちゃんこと武藤類子である。彼女は美少女高校生であるだけではなく、剣道ほうもかなりの腕前のようで、牧場智久が目覚めるまでずっと素人探偵ゴッコを続けることになる。

 囲碁棋士が、その天才的な頭脳をフルに使って事件を解決してゆくというパターンは、なかなかユニークなのであるが、はじめから始終眠りこけていて、目覚めた瞬間に全ての謎を解くというのは、いかに天才と言えどもかなり無理筋な展開ではないだろうか。またおどろおどろしい雰囲気は、なんとなく横溝正史の作品を連想させられるし、少年少女ばかりに脚光を浴びせ過ぎて、警察や大人たちは一体何をしているのだろうか。
 またストーリー運びにも必然性が薄く、登場人物の背景についてもほとんど描かれていない。そもそも風呂敷を広げ過ぎてしまった割には、300頁程度の中編にまとめてしまったのが失敗だったのかもしれない。だからなんとなく無理やりこじつけているかのような、興ざめた印象を持ってしまうのだろう。

 そもそもこの本を購入した動機は、同著者の『囲碁殺人事件』や『匣の中の失楽』などに興味を持ち、それらと同時に購入したというだけであり、いまだ未読の前述した二作を読了するまでは、著者に対する正確な評価は差し控えたいと思う。

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2014年3月12日 (水)

スター・トレック イントゥ・ダークネス

★★★☆

製作:2013年 米国 上映時間:132分 監督:J・J・エイブラムス

 スター・トレックの歴史は長い、詳しく書くと一冊の本になってしまうくらいである。従ってここでは簡単にその経緯を記載するだけにしたい。
 この作品、もともとはTVドラマで、1966年の放映開始以来5本のシリーズに分けて、なんと2005年まで放映されているのだから驚異的な人気だ。その間の1979年には劇場版も公開され、本作まで12本の映画が公開されている。

 これだけ長期間シリーズ化されると、当然メンバーも一新されて当然だが、本作は三度目のメンバー更新が行われた2009年の作品に続く二作目である。そして劇中の時代背景も、カークやスポックが若かりし日の2258年に遡っている。このあたりは、あの『スターウォーズ』と同じ構成である。

 私自身はこのシリーズがそれほど気に入っている訳ではなく、TVドラマは全く未鑑賞で、映画のほうも3~4本程度観たに過ぎない。なぜSF好きの私がこのシリーズに余り関わっていないのか、それは本シリーズがSF映画としては地味でオーソドックスな展開だったからである。
 無論それがこのシリーズの特徴でもあり、熱烈なファンを創りあげた原動力だったのであるが、これは趣味の問題だからなんとも致し方ない。私自身のSF映画観は、もっと派手なアクションと荒唐無稽な発想を求めていたからに過ぎない。

 ところが、なんと本作ではこの私の価値観をかなり満たしてくれる創りに変貌していたのだ。もしかするとメンバーと時代背景を一新した前作からなのかもしれないが、まだその前作を観ていないためそのコメントは控えたい。
 ただある程度「私好みの映画」に変貌したとはいえ、従来からのスター・トレックファンの一部からは、「これはスタトレじゃなく、単なるアクション映画でシリーズ中最悪だ」と厳しい評価を下しているようである。

 まあ過去の思い入れを裏切られて失望する人の気持ちは分かるのだが、時代は刻々と変貌しているし、若者たち心情も価値観も、車窓の景色のようにあっという間に写り変わってゆくものなのだ。だからという訳ではないが、シリーズものの映画はなるべく観ないようにしている。

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2014年3月 9日 (日)

ウルヴァリン:SAMURAI

★★☆

製作:2013年 米国 上映時間:125分 監督:ジェームズ・マンゴールド

 『X-メン』シリーズのメインキャラ、ウルヴァリンを主人公にした人気外伝シリーズの第2弾で、舞台は日本というところがミソである。だがいつもながら、外人が日本を描くと何か勘違いしているというスタンスが変わらない。渋谷や長崎は日本そのものだが、室内シーンのセットは、日本というよりまさに香港のようである。
 そして日本といえば忍者とサムライとヤクザしかいないという、極端な認識のズレには情けなくなってしまう。そしてそのヤクザの強いこと強いこと。ヤクザと言っても所詮はただの人間なのに、超スピードで突っ走る新幹線の屋根に上って、ウルヴァリンと互角の戦いが出来るはずがないじゃないの。あーあ全くおバカ過ぎて話にならない。

 それにシンゲン(武田信玄?)なんて時代錯誤の名前で登場する真田広之の役柄を全く生かし切っていないのはもったいない。あの新幹線ヤクザのほうが何倍も強いのだから、彼はよくこの程度の役柄で納得したものだ。それになぜ父親が娘を殺そうとするのかも、まったく持って理解不能である。

 またその娘が、恋人や婚約者がいるのに、いとも簡単にローガンと寝てしまうのも納得できない。むしろその妹役のユキオとなら、多少は有り得ると思えるのだが、なにか納得不能なことが多過ぎるね。それに会話ありの日本人役には、全員日本人を起用してもらいたい。特にニンジャ・ハラダ役のたどたどしい日本語には、かなり白けてしまったな。

 またクライマックスで出現するターミネーターのようなサムライロボットはまいったね。それなりに恰好は良いのだが、伏線が全くないまま突如として出現するため、それほどカタルシスを得られないのだ。製作費をかけているためか、アクションシーンはそれなりに充実しているものの、脚本がかなり雑で、日本に対するイメージが余りにも時代錯誤過ぎているところが残念でたまらない。

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2014年3月 5日 (水)

劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-

★★★★

製作:2013年 日本 上映時間:108分 監督:米たにヨシトモ

Tibunny
 TVアニメの劇場版第2作だというが、そのTVアニメは全く知らなかった。そんな私にとって、あのスポンサーロゴの入ったヒーロースーツは実にユニークに感じた。そして最後にエンドロールを観ていて、キャラクター原案があの「ZETMAN」の桂正和だと知り、まさに「ZETMAN」そのものだと妙に納得してしまったのである。

 TVアニメとバカにしてはいけない。ちょっとバタくさい絵柄と超ド派手なアクションシーンに加えて、ほろりとくる人間ドラマが絡んで、ラストは不覚にも熱い涙をこぼしてしまった。それにしても観客のほとんどが女子高校生だったというのは、一体何なのだろうか。

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2014年3月 2日 (日)

ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック

★★★★

製作:2013年 日本 上映時間:109分 監督:蔵方政俊

Gamec
 この長たらしいタイトルは一体何者なんだ!。実はお笑いタレントの有野晋哉がレトロゲーム攻略に挑むバラエティー番組「ゲームセンターCX」の10周年を記念して製作された劇場版だという。
 ネットでのレビューを読むと、TVで放映されたものを編集して、それに中学生のエピソードを無理やり繋ぎ合せただけで映画とは言えないとある。

 だがこのTV番組自体を全く知らなかった私には、ちょっと奇妙だが新鮮な映像に写ったものである。また中学生の初恋とゲームソフトを巡る必死の抵抗には、頷きながらも大いに笑ってしまった。中学生のダイスケを演じた吉井一肇君の演技がなかなか光っていたね。あとで分かったのだが、彼は2~3年前に『エクレール~お菓子放浪記』で素晴らしい演技をした子役だったことが分かった。将来が期待される逸材であることは間違いないだろう。

 それにしても、ファミコン時代のレトロゲームってホントに奥が深くてゲキムズだよね。RPG派の私にとっては、飛んだり跳ねたりするアクションゲームは大の苦手なのだが、みんなで一緒にワイワイ騒ぎながら楽しむのには最適かもしれない。それにしても1980年代って、いろいろ懐かしいことが多いよね。

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