ソウルガールズ
★★★★
製作:2012年 オーストラリア 上映時間:98分 監督:ウェイン・ブレア
オーストラリアの先住民族であるアボリジニ初の女性ボーカルグループ、サファイアズの実録シンデレラストーリーである。
カントリーミュージックのミニコンテストに出場したアボリジニ姉妹たち。だが見え見えの差別によって落選してしまう。だが彼らはこんなことにはめげず、ベトナム戦争中の米軍慰問団募集の新聞広告を見つけ、二日酔いマネージャーと共にサイゴンに出発することになる。これがソウルシンガー・サファイアズ結成の原点となるのだった。
本作で、リードボーカル役のジェリーを演じたジエシカ・マーボイは、オーストラリアで実際に歌手として活躍しているという。さすがに他の三人と比べると抜群の歌唱力を誇っていたものね。やはりプロは一味も二味も違うものである。
サファイアズのそれぞれの個性も巧みに描き分けられていたし、ストーリー展開もなかなか楽しかったのだが、とにかく何と言っても音楽が素晴らしい。エンドロール中も、思わず足を踏み鳴らし、指を鳴らしてしまったくらい乗りが良かった。
しかしアメリカ同様、オーストラリアでも先住民の黒い肌を差別していた事実には、かなり腹が立ってしまった。なぜ侵略者である白人が、先住民たちを動物同様に蔑視しなくてはならないのだろうか。この世の中は全て、「勝てば官軍」なんだね。その事実に、何となく悲しくなってしまうのは私だけであろうか。
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