ウォールフラワー
★★★
製作:2012年 米国 上映時間:103分 監督:スティーヴン・チョボスキー
スクールカーストを描き、米国で社会現象を起こした青春映画。思春期の青年の揺れ動く心情を繊細なタッチで追及し、困難を乗り越え成長する少年の心象風景を描き、観客の心を強く揺さぶる映画という触れ込みである。だが残念ながら、異なる慣習と感性の違いなどが障壁となり、日本人にはいまひとつ波長が合わないような気がするのだ。
また主役であるチャーリーが精神障害を持っていることそのものは、ある程度必然かもしれないのだが、それほどそのことがストーリーに反映されているとも思われない。従ってそればかり強調するよりも、パトリックやサムの生い立ちや、もっと彼らの心象風景を克明に描いたほうが良かったのではないだろうか。
いずれにせよ、中心人物の三人を演じたローガン・ラーマン、エマ・ワトソン、エズラ・ミラーの表現力は素晴らしいのだが、脚本と演出また時間配分などが中途半端であることは否めない。もう少しのめり込めて感情移入出来るストーリー仕立てに出来ればと思うと、非常に残念な作品でもある。
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