くじけないで
★★★★
製作:2013年 日本 上映時間:128分 監督:深川栄洋
90歳を超えてから詩人になった柴田トヨさんの感動的な伝記ドラマである。満員の館内を見回すと、そのほとんどが年配の女性たちばかり。余談であるがそんなこともあり、映画が始まるまでの数分間は、おしゃべりの嵐でやかましくて堪らなかった。
だが映画が始まった途端に、急に静まり返ったかと思ったら、今度はすすり泣きのオンパレード。もちろん私も泣いた。昭和時代の回顧を観るだけで、もう涙・涙・涙が止まらない。とうとう最初から最後まで泣き通して、ハンケチとティッシュがびしょびしょになってしまった。私も年を取ってしまったものである。
また主役の八千草薫の美しいこと。まるで天使のようなその笑顔を観ているだけでも、涙が溢れてくるのだ。他にはこの役をこなせる女優はいないだろうと思われるくらい、実に貴重な女優さんである。
泣かせられる映画だとは思っていたが、ドラマの創り方自体にそのことを意識している雰囲気は余りなく、どちらかというとトヨさんの家族愛と前向きに生きて行こうとする姿勢をしみじみと優しく描いているという趣きであった。それでも最初から最後まで涙が止まらなかったのは、なんといっても年のせいに違いない。
ただひとつだけ文句を付けるとすると、息子役をした武田鉄矢のダメっぷりなシーンが長過ぎたということだろう。こんなシーンはもう少し整理して、もっとトヨさんの詩にまつわるシーンを増やして欲しかったと感じたのは、決して私だけではないはずである。
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