白川郷から香嵐渓への旅
飛騨高山を訪れるのは、13年振りである。前に来たときは自家用車だったが、今回はツアーである。もう松本から細い山道と古いトンネルを幾つも越えて、安房峠トンネルまで運転する気力がないからである。今回の旅の目的は、前回台風によるがけ崩れで行けなかった『白川郷』を訪れることである。だがツアーのため途中の飛騨高山での宿泊となったのだ。
高山の陣屋や古い町並みや屋台会館などは、前回じっくりと回ったので、今回高山は余計な観光地であった。それでも2時間以上の時間を潰さなくてはならないので、以前回った古い町並だけをゆっくりと回ってみた。ことに代わり映えはしないのだが、造り酒屋で利き酒を飲んだり、飛騨牛コロッケやみたらし団子を食べながら、入りたくもないお土産屋を冷やかしたりしながら時間を潰すことになった。
翌朝は待望の『白川郷』行きだが、3年前に高山から高速道路が開通していたのには驚いた。もし13年前にこの高速道路が開通していたら、台風で道が閉鎖ということも無く、きっと今回の旅も無かっただろうな等と想いを巡らせているうちに、あっという間にバスは白川郷に到着してしまった。なるほど便利になったものである。
白川郷とは、岐阜県内の庄川流域にある茅葺屋根を施した合掌造りの集落の呼称である。その独特の景観をなす集落が評価され、重要伝統的建造物群保存地区として選定されたあと、1995年には五箇山と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産に登録されている。
ただ想像していたよりは狭い地域で、合掌造りの建物の中で、県の重要文化財に指定されているのは9棟だけである。見所は、和田家住宅( 国の重要文化財 )、明善寺 、明善寺郷土館、長瀬家住宅、神田家住宅、焔仁美術館、じ・ば工房、どぶろく祭りの館などである。実際に住民が住んでいる建物が多く、将来子孫たちが住み続けてくれるかどうかが不安視されているという。
そのあと香嵐渓へと回った訳だが、ここは愛知県豊田市にあり、従来ならとてもじゃないが白川郷と一緒にツアーを組める場所ではなかったのだが、先述の新高速道路の開通によって可能になった訳である。
また香嵐渓とは、矢作川支流の巴川がつくる渓谷で愛知高原国定公園の一角に当たるのだが、東海一と言われる紅葉の素晴らしさで、全国的な紅葉人気スポットとなっている。
その紅葉の美しさは嘘ではなかったが、あいにく土砂降りとなり、雨合羽を着て傘を差しながら、ぐちゃぐちゃになった足元の悪い道を歩くハメになってしまったのが残念であった。もし晴れていれば三倍以上楽しめたはずである。ところがこうした状況にも拘わらず、渓谷沿いの道は人・人・人の波で満杯だ。そして夕刻になってもライトアップを求める人足が耐えない。
それでも平日なので、休日に比べればずっと空いているのだという。とにかく驚き桃の木の人気スポットなのである。見所は待月橋周辺の紅葉と、香積寺、三州足助屋敷、飯盛城址などである。
それにしても、二日目は大雨模様が続き、靴の中までびしょ濡れになる始末。ホテルもSクラスだったし、決して悪いツアーではなかったのだが、やはり旅は健康と気候に恵まれなくては満足できないね。
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