ゼロ・ダーク・サーティ
★★★☆
製作:2012年 米国 上映時間:157分 監督:キャスリン・ビグロー
9.11全米同時多発テロの首謀者であり、テロ組織アルカイダの指導者でもあるウサーマ・ビン・ラーディン殺害・捕縛計画を描いた実録サスペンス映画である。また終盤での隠れ家におけるビン・ラーディン射殺までの経緯は、まさに「現代米国版・忠臣蔵」吉良邸討ち入りシーンそのものであった。
とにかく長い、暗い、重い三重苦のような作品で、早く終わらないかと、そればかり願って観ていたので非常に疲れた。もちろん観ていて退屈だという訳ではなく、作品の出来も素晴らしいし、アカデミー賞有力候補作というのもうなづけるのだが、こうした作品を観るには体力不足だったかもしれない。
CIAによる拷問や、昨今問題になっているプライバシー無視の盗聴三昧。だがもしそれらを行わなかったら、ビン・ラーディンを見つけることさえ出来なかったに違いない。良いとか悪いとかという前に、現実と理想のギャップに苦悶し続ける以外に選択肢はなかった。この映画の中で言いたかったこともそんな苦悩の一篇だったのだろうか。
最後に下記のバナーをクリックしてランキングを確認してくれると嬉しいな↓↓↓
↓ブログ村とクル天↓もついでにクリックお願いします(^^♪
| 固定リンク | 0
コメント