禁じられた遊び
★★★★
製作:1952年フランス 上映時間:87分 監督:ルネ・クレマン
ギターを弾いたことのある人だったら、必ずこの映画のテーマミュージックにチャレンジしているはずである。というほど、映画そのものよりも、音楽のほうが有名になってしまった作品と言えよう。とは言っても、もちろん映画のほうも当時のアカデミー賞名誉賞(後の外国映画賞)、ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ金獅子賞などを受賞している名作である。二人の子供の悪戯を淡々とかつユーモラスに綴りながらも、実は本音で反戦をアピールした秀作とも言えよう。
1940年のフランス郊外には、ドイツ軍の爆撃から避難するパリ市民の行列が続く。5歳になる少女ポレットは、愛犬を追いかけて爆撃の中へ走る。驚いた両親が、それを追いかけるのだが、戦闘機の機銃掃射で命を落としてしまう。
ポレットは死んだ愛犬を抱き、避難の列から外れて彷徨っていたが、小川のほとりでミシェルという少年と出会う。そしてポレットは、ミシェルの家でしばらく暮らすこととなるのだった。
それにしてもポレットが、両親の死よりも犬の死のほうが気になってしようがないということが、気になって仕方がなかったのだが、5歳の少女の感性とはそんなものなのであろうか。また死んだ愛犬が、実に精巧にできていたが、そんなところにこの作品にかけるルネ・クレマン監督の心意気を感じてしまったのは私だけであろうか。
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