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2013年11月の記事

2013年11月26日 (火)

ルームメイト

★★★

製作:2013年 日本 上映時間:110分 監督:古澤健

Room
 かつて同タイトルの映画はいくつもあったが、そのほとんどが洋画であった。また北川景子と深田恭子の初共演というのも興味をそそられた。単純だが、それらがこの映画を見るきっかけとなったのである。

 萩尾春海(北川景子)は、自動車事故に遭遇し入院。その病院でナースの西村麗子(深田恭子)と知り合う。そして退院後、意気投合した二人は、春海の住むマンションでルームシェアをはじめる。当初はスムーズに行っていた二人だったが、春海はだんだん麗子の不可解な行動が気になり始め、恐ろしくなってくるのだった。

 前半はまずまず、だが中盤から奇妙で辻褄の合わない展開が続き、少し嫌気がさしてくる。ところが後半になってどんでん返しがあり、そこそこ面白くなってくるという流れ。ただそのどんでん返しも、鋭い観客なら何となく分かってしまうという程度だ。
 主演女優二人はがんばっていたのだが、ヒロインの恋人役の高良健吾をはじめとして、男優陣が余りパッとしなかったね。ちょっと消化不良気味の映画であるが、北川景子や深田恭子ファン向け、あるいは女性向スリラー映画として考えれば、そこそこ楽しめるかもしれない。

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2013年11月23日 (土)

ゼロ・ダーク・サーティ

★★★☆

製作:2012年 米国 上映時間:157分 監督:キャスリン・ビグロー

 9.11全米同時多発テロの首謀者であり、テロ組織アルカイダの指導者でもあるウサーマ・ビン・ラーディン殺害・捕縛計画を描いた実録サスペンス映画である。また終盤での隠れ家におけるビン・ラーディン射殺までの経緯は、まさに「現代米国版・忠臣蔵」吉良邸討ち入りシーンそのものであった。
 とにかく長い、暗い、重い三重苦のような作品で、早く終わらないかと、そればかり願って観ていたので非常に疲れた。もちろん観ていて退屈だという訳ではなく、作品の出来も素晴らしいし、アカデミー賞有力候補作というのもうなづけるのだが、こうした作品を観るには体力不足だったかもしれない。

 CIAによる拷問や、昨今問題になっているプライバシー無視の盗聴三昧。だがもしそれらを行わなかったら、ビン・ラーディンを見つけることさえ出来なかったに違いない。良いとか悪いとかという前に、現実と理想のギャップに苦悶し続ける以外に選択肢はなかった。この映画の中で言いたかったこともそんな苦悩の一篇だったのだろうか。

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2013年11月20日 (水)

アウトレイジ ビヨンド

★★★☆

製作:2012年 日本 上映時間:112分 監督:北野武

 2年前に上映された『アウトレイジ』の続編だというのだが、私自身はいきなり本作を観て、それほど違和感がなかった。したがって一作目は飛ばしてもさほど影響はないだろう。
 それにしても男・男・男で、ほとんど女っ気のない映画だ。唯一出所した大友の部屋に女がはべるのだが、大友はこれを拒否し、女は背中の入れ墨を見せてお終いという気取りすぎの流れ。

 たけし自身はもう役者としては無理かもしれない。声は出ないし、アクションはこなせないし、殺し屋以外の役は出来ないしね。そろそろ監督に専念するしかないのかもしれない。映画としては、まあ本作はそこそこ面白かったので、いつか『アウトレイジ』も観てみようと思う。

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2013年11月17日 (日)

YES/NO イエス・ノー

★★

製作:2012年 アメリカ/イタリア 上映時間:103分 監督:エンリコ・クレリコ・ナジーノ

 『[リミット]』や『ATM』などを手掛けたプロデューサー、ピーター・サフランが名を連ねたシチュエーション・スリラーである。それぞれ別々に奇妙な密室へ監禁された夫婦が、声だけの不明な人物から隠しカメラの映像を見せられる。そしてそのあとに、それぞれの配偶者に対する質問を受け、YES/NO どちらかのボタンを押すことを強要されてゆく。それを繰り返しているうちに、お互いの隠されていた事実が暴かれ、それぞれの愛情が試されていくという展開だ。

 密室劇であり、何となく『SAW -ソウ-』や『キューブ』などを彷彿させられる設定でもある。誰が一体何のためにこんなことをしているのか、ただただそれだけを楽しみに、ずっとこの奇妙で現実感のないストーリーに付き合ってみたのだが、結局のところ何の解答も得られなかった。時間の無駄も甚だしい!!。久々にかなり腹の立つ作品に遭遇してしまったようである。 

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2013年11月15日 (金)

清須会議

★★★☆

製作:2013年 日本 上映時間:138分 監督:三谷幸喜

Kiyosu
 三谷監督自身が書き下ろした小説を、自ら映像化した群像喜劇である。タイトルの「清須」は本来の「清洲」をもじったものであろうか。まずこの映画を観るには、織田信長から豊臣秀吉へ政権が移った成り行きを全て知っていなければならないという「影のお約束」がある。その前提がないと、たぶん中途半端な作品と感じてしまうかもしれないので要注意である。

 明智光秀の謀反により、本能寺で死去した織田信長の後継者と遺領の配分を決めるために、柴田勝家・羽柴秀吉・丹羽長秀・池田恒興などの主だった家臣たちが清洲城に集結し、いわゆる「清州会議」を開催することになる。だが宿老の一人である滝川一益の到着が遅れ、それを待っている間に様々な駆け引きや珍騒動が起こり、これらをコミカルに描いている。

 だが、戦国時代劇ということもあり、余り歴史を逸脱したストーリーとすることが出来ず、三谷映画としては笑えるシーンが少なかった。また無理に笑わせようとして挿入したのか、滝川一益の激走シーンや紅白戦などの馬鹿げたシーンは、逆に観客の顰蹙を買うほどのつまらなさを感じた。
 予告編を見た時から、だいたいこんなものだろうと想像していたのだが、まさにその通りの展開にしかならなかったのが実に残念である。やはり三谷映画には、戦国時代劇は調和しないのかもしれない。

 ただ柴田勝家を演じた役所広司と羽柴秀吉を演じた大泉洋の演技力には恐れ入りました。と言いたくなるほどまさにそれぞれの役柄にはまり込んでいたと思う。そのほかにも、お市の方を演じた鈴木京香や、丹羽長秀役の小日向文世などの存在感も忘れてはならない。脚本はいま一つだったが、豪華キャストとの演技力に助けられた作品と言っても過言ではないだろう。

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2013年11月11日 (月)

HINOKIO ヒノキオ

★★★★

製作:2004年日本 上映時間:111分 監督:秋山貴彦

 母親を交通事故で亡くしてから、自室にひきこもってしまい、自分の代わりに遠隔操作のロボットを登校させる少年のお話しです。
 このロボットが見たもの感じたものは、少年も体感出来る仕組みになっており、軽量さを追求するため『檜』も使っているので『ヒノキオ』と呼ばれました。

 この作品は、単なるお子様ランチではなく『ひきこもり』『子供達のゲーム漬け』『思春期の恋心』『大人達の再婚』『いじめ』『性的虐待』『死生観』など数多くのテーマを上手に組合せています。

 また邦画としては、かつてないほど素晴しいCG処理をしていたと思います。さすが監督がゲー厶業界からの転職者だけありますね。
 ただストーリー展開に、もうヒトヒネリの工夫があっても良かったかもしれません。それと全体的にボヤ~とした感じの映像で、観難かったのは僕だけでしょうか。

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2013年11月 8日 (金)

禁じられた遊び

★★★★

製作:1952年フランス 上映時間:87分 監督:ルネ・クレマン

 ギターを弾いたことのある人だったら、必ずこの映画のテーマミュージックにチャレンジしているはずである。というほど、映画そのものよりも、音楽のほうが有名になってしまった作品と言えよう。とは言っても、もちろん映画のほうも当時のアカデミー賞名誉賞(後の外国映画賞)、ヴェネツィア国際映画祭サン・マルコ金獅子賞などを受賞している名作である。二人の子供の悪戯を淡々とかつユーモラスに綴りながらも、実は本音で反戦をアピールした秀作とも言えよう。

 
 1940年のフランス郊外には、ドイツ軍の爆撃から避難するパリ市民の行列が続く。5歳になる少女ポレットは、愛犬を追いかけて爆撃の中へ走る。驚いた両親が、それを追いかけるのだが、戦闘機の機銃掃射で命を落としてしまう。
 ポレットは死んだ愛犬を抱き、避難の列から外れて彷徨っていたが、小川のほとりでミシェルという少年と出会う。そしてポレットは、ミシェルの家でしばらく暮らすこととなるのだった。

 
 それにしてもポレットが、両親の死よりも犬の死のほうが気になってしようがないということが、気になって仕方がなかったのだが、5歳の少女の感性とはそんなものなのであろうか。また死んだ愛犬が、実に精巧にできていたが、そんなところにこの作品にかけるルネ・クレマン監督の心意気を感じてしまったのは私だけであろうか。

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2013年11月 5日 (火)

白川郷から香嵐渓への旅

 飛騨高山を訪れるのは、13年振りである。前に来たときは自家用車だったが、今回はツアーである。もう松本から細い山道と古いトンネルを幾つも越えて、安房峠トンネルまで運転する気力がないからである。今回の旅の目的は、前回台風によるがけ崩れで行けなかった『白川郷』を訪れることである。だがツアーのため途中の飛騨高山での宿泊となったのだ。

 高山の陣屋や古い町並みや屋台会館などは、前回じっくりと回ったので、今回高山は余計な観光地であった。それでも2時間以上の時間を潰さなくてはならないので、以前回った古い町並だけをゆっくりと回ってみた。ことに代わり映えはしないのだが、造り酒屋で利き酒を飲んだり、飛騨牛コロッケやみたらし団子を食べながら、入りたくもないお土産屋を冷やかしたりしながら時間を潰すことになった。

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 翌朝は待望の『白川郷』行きだが、3年前に高山から高速道路が開通していたのには驚いた。もし13年前にこの高速道路が開通していたら、台風で道が閉鎖ということも無く、きっと今回の旅も無かっただろうな等と想いを巡らせているうちに、あっという間にバスは白川郷に到着してしまった。なるほど便利になったものである。

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 白川郷とは、岐阜県内の庄川流域にある茅葺屋根を施した合掌造りの集落の呼称である。その独特の景観をなす集落が評価され、重要伝統的建造物群保存地区として選定されたあと、1995年には五箇山と共に白川郷・五箇山の合掌造り集落として、ユネスコの世界遺産に登録されている。
 ただ想像していたよりは狭い地域で、合掌造りの建物の中で、県の重要文化財に指定されているのは9棟だけである。見所は、和田家住宅( 国の重要文化財 )、明善寺 、明善寺郷土館、長瀬家住宅、神田家住宅、焔仁美術館、じ・ば工房、どぶろく祭りの館などである。実際に住民が住んでいる建物が多く、将来子孫たちが住み続けてくれるかどうかが不安視されているという。

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 そのあと香嵐渓へと回った訳だが、ここは愛知県豊田市にあり、従来ならとてもじゃないが白川郷と一緒にツアーを組める場所ではなかったのだが、先述の新高速道路の開通によって可能になった訳である。
 また香嵐渓とは、矢作川支流の巴川がつくる渓谷で愛知高原国定公園の一角に当たるのだが、東海一と言われる紅葉の素晴らしさで、全国的な紅葉人気スポットとなっている。

Img_2967
 その紅葉の美しさは嘘ではなかったが、あいにく土砂降りとなり、雨合羽を着て傘を差しながら、ぐちゃぐちゃになった足元の悪い道を歩くハメになってしまったのが残念であった。もし晴れていれば三倍以上楽しめたはずである。ところがこうした状況にも拘わらず、渓谷沿いの道は人・人・人の波で満杯だ。そして夕刻になってもライトアップを求める人足が耐えない。

Img_2973
 それでも平日なので、休日に比べればずっと空いているのだという。とにかく驚き桃の木の人気スポットなのである。見所は待月橋周辺の紅葉と、香積寺、三州足助屋敷、飯盛城址などである。
 それにしても、二日目は大雨模様が続き、靴の中までびしょ濡れになる始末。ホテルもSクラスだったし、決して悪いツアーではなかったのだが、やはり旅は健康と気候に恵まれなくては満足できないね。

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2013年11月 3日 (日)

42~世界を変えた男~

★★★★

製作:2013年米国 上映時間:128分 監督:ブライアン・ヘルゲランド

42
 黒人で初めてメジャーリーガーになったジャッキー・ロビンソンの伝記ドラマである。当時メジャーリーグは白人の世界だったため、様々な偏見や差別に合って嫌な思いをすることになるが、それに屈することなく全力で奮闘した男の姿を描いている。

 
 ジャッキー・ロビンソンがメジャーデビューしたシーズンでは、打率.297・12本塁打・48打点・29盗塁という成績を記録し、チームの優勝にも貢献したため、その年より制定された新人王を受賞した。その後1949年に自己最高の打率.342・37盗塁を記録し、首位打者と盗塁王を獲得してMVPに選出される。
 また黒人選手として初のオールスターゲーム出場を果たし、1954年まで6年連続でオールスターに出場した。さらには1949年から6年連続で3割を達成している。
 そして1962年には野球殿堂入りを果たすし、1987年にはMLBの新人王に「ジャッキー・ロビンソン賞」という別名が付けられているという。またロビンソンのメジャーデビュー50年目にあたる1997年4月15日に、ロビンソンの背番号42が所属球団のドジャースだけに留まらず、全球団共通の永久欠番となったのである。

 まあ記録だけをみれば、歴代のスーパーヒーローたちには及ばないのだが、なにせ黒人蔑視という環境の中で、差別やいじめに屈することなく、あくまでも紳士的に振る舞ってきたロビンソンの忍耐力には、それ以上の価値があったはずである。それにしても黒人はホテルに泊まれないとか、黒人と一緒に試合をしたくないとか、現在では信じられない白人たちの恥部の歴史を垣間見て、なんだか悲しくなってしまったのは自分だけであろうか。

 ロビンソン自身の忍耐力や真摯な態度は大いに評価する。だがメジャー関係者全員から非難されることを承知の上で、ロビンソンをメジャーに引き入れたブルックリン・ドジャースの会長ブランチ・リッキーの決断力とリーダーシップがあってはじめて、この伝説が創られたのだということを忘れてはならない。映画では、このリッキー役をハリソン・フォードが、愛情と迫力を絡めた人物として見事に演じ切っていたのが印象に残った。

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