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2013年8月23日 (金)

サイレント・ハウス

★★★☆

製作:2012年米国、仏国 上映時間:85分 監督:クリス・ケンティス 、 ローラ・ラウ

 主人公のサラは、父親のジョンと叔父のピーターと一緒に、近々売却する予定の湖畔にある別荘を訪れる。この別荘は最近訪れていなかったため、以前に不法占領者に侵入されたり、ガラスが割れて家中カビだらけで、ネズミに電線をちぎられて電気もつかない有様であった。

 記憶にない幼馴染の女性が訪れた後、叔父が父と喧嘩をして先に帰り、父親と二人で片づけものをしていると、誰も居ないはずの二階で人の足音がする。不審に感じたサラが父親に頼んで二階を探索するのだが、誰も見当たらない。父親が別の部屋に行ったあとに、突然大きな音がして父親が何者かに襲われて血だるまになっていた。

 そのあとサラは、姿を見せない犯人らしき男に、追い掛け回されることになるのだが、巧みなカメラワークを使っておびえるサラを追い続けるため、この映画を観ている観客たちも、まるで自分が追いかけられているような疑似体験をすることになる。それがこの映画の見せどころなのだろう。
 それにこのサラを演じたエリザベス・オルセンの、恐怖に打ち震える表情がなんとも真に迫っているため、観ているほうもイライラ・ドキドキが止まらなくなってしまうのである。

 またこの映画は、ウルグアイで起こった実話をもとに創られており、ホラー・サスペンス「SHOT/ショット」のリメイクだという。はじめのうちは、犯人は不法侵入者だろうと現実的なスリラーを予測していたのだが、だんだんオカルトぽくなり、果てはサイコホラーという形で締めくくってしまった。

 登場人物はほぼ四人、舞台も古い別荘の中だけという低予算映画。そして分かりにくい部分を曖昧にしたまま、夢落ちならぬ自己落ちであっさりエンディング、という展開には賛否両論が渦巻くことだろう。

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